ソーシャル・ファイナンス」カテゴリーアーカイブ

社会的インパクト投資をいかにゲットするか:社会的企業家向けマニュアル

社会的インパクト投資については、投資家や財団向けの解説や調査報告はたくさんあります。しかし、実際に、この社会的インパクト投資を受けて、事業を行う社会的企業家向けのマニュアルというのはなかなかありません。ワールド・エコノミック・フォーラム(ダボス会議)を運営しているシュワッブ財団が中心になって2011年にまとめた「社会的投資マニュアル:社会的企業家向けイントロダクション」は、このギャップを埋めるために作成された実用的なマニュアルです。 続きを読む

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アジアにおけるインパクト投資の発展:Kordant Philanthropy Advisorsの報告

アジア・フィランソロピー・フォーラムやアジア系アメリカ人寄附などのサイトを通じて、アジアのフィランソロピーに関するネットワーク化と情報共有を積極的に進めてきたDien Yuenさんが、新たにKordant Philanthropy Advisorsを立ち上げました。今後、アジアにおけるフィランソロピー・コンサルティングを展開していくようです。 続きを読む

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英国キャメロン首相が社会的インパクト債券を推進

土谷さんの記事をシェアします。6月のG8サミットに向けて、キャメロン首相が「社会的インパクト債券」の導入を先進国共通の政策課題として打ちだそうとしているという内容。この動き自身はもちろん大歓迎ですが、社会的インパクト債券だけに限定せず、コミュニティ開発金融やNPOファイナンス、あるいは開発途上国向けのマイクロファイナンス支援やインパクト投資など、多様な分野に広がっている社会的インパクト投資の世界が総合的に広がるような打ち出し方をして欲しいですよね。また、このためには、単に投資制度を整備するだけではなく、この資金を受け止めるためのNPOのキャパシティ・ビルディングや、民間からの投資を誘導するためのキーとなる財団のリスク・ヘッジ投資も重要です。結局、社会的インパクト投資を政策的に推進すると言うことは、財団、NPO、社会的企業などのソーシャルなセクターを促進するという広い視野で議論して欲しいと思います。
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次回英国G8サミットは社会的インパクト投資飛躍の場になりそうです。

先日、コーエン卿の社会的インパクト投資ウェビナーを紹介した際に少し触れましたが、どうやら、英国政府は、6月に英国で開催されるG8サミットで、社会的インパクト投資と社会的インパクト債券の推進に向けて、本気で取り組んでいるようです。 続きを読む

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マイクロ・ファイナンス・ハンドブック刊行!

世銀が「新マイクロ・ファイナンス・ハンドブック」を発表しました。金融包摂に焦点を当て、政府の役割、ドナーの役割、インパクト評価、各種サービスの概要(貯蓄、貸出、保険、送金、モバイル通貨・・・)などを取りまとめています。今後、マイクロ・ファイナンス関係のプロジェクトを進める団体にとってはスタンダードなテキストの一つになるでしょう。 続きを読む

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社会的インパクト投資の将来:ロナルド・コーエン卿のウェビナーより

19日に、ハーバード・ビジネス・レビューが 「社会的インパクト投資の将来」というタイトルで、ロナルド・コーエン卿のレクチャーのウェビナーを行いました。とても充実した内容だったのでご紹介しておきます。 続きを読む

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スタンフォードの新たなフィランソロピー研究プロジェクト

スタンフォード大学フィランソロピー・市民社会研究センターは、多分、今、フィランソロピー研究で最も先端的な研究を行っているセンターのひとつ。このセンターが、昨年10月に開始した新たなプロジェクトが、「フィランソロピー、政策&テクノロジー」研究イニシャチブ。ビッグ・データがフィランソロピーにも導入され、社会的インパクト投資や社会的インパクト債券などの新たな資金調達メカニズムが発展している中、フィランソロピーはどのような方向を目指し、これを政府は政策的にどのように支援していくのかが研究の中心です。 続きを読む

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韓国のシンクタンクが社会的インパクト債券の導入を提言

韓国の話題をもう一つ。韓国資本市場研究所は2012年7月に、韓国においても社会的インパクト債券を導入すべしと言う報告書を提出しました。政府予算が限定される中、社会的サービスの質を落とすことなく、財政の均衡を図る手段として、積極的に導入を検討するよう提言しています。韓国を含めてOECD諸国の中で最悪の財政赤字の日本でこそ読まれるべき報告かもしれません。

http://www.ksri.org/eng/publication/pub_summary.asp?rno=255

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東アジア/東南アジア地域インパクト投資フォーラム

明日から2日間、香港大学で東アジア/東南アジア地域インパクト投資フォーラムが開催されるようです。主催は、ロックフェラー財団とアジア・コミュニティ・ヴェンチャーズ。会議には、日本からも、AVPN日本の伊藤さんをはじめ、コペルニクやARUNからもパネルとして参加されます。フォーラムを機に、ロックフェラー財団は、インパクト投資を推進するためのインパクト経済イノベーション基金の東アジア・東南アジア地域版も立ち上げる予定とのこと。東アジアでもインパクト投資の動きが本格化しそうですね。楽しみです。

http://www.asiacommunityventures.org/2013-east-and-southeast-asia-impact-investing-forum/

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社会的インパクト投資の成果測定マトリックス

社会的インパクト投資において、投資家は、投資リターンのみならず、投資がもたらす社会的インパクトを重視します。このような社会的インパクトを加味した投資リターンを測定する指標としては、REDFが開発したSROI(社会的投資収益率)がありますが、そこで中心となるのが、「成果」の定量化です。社会的インパクト投資が対象とする 社会領域は多様であり、そこには人の行動や意識の変化、生活の質の変化などの定性的なものが含まれます。これをどのように定量化すればよいでしょうか。 続きを読む

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