投稿者「pha84025」のアーカイブ

MBA Without Borders;MBA学生による国際貢献

レセプションでたまたま知り合ったギャビンは、CDCで「国境なきMBA」を運営しているディレクターでした。「国境なきMBA」というのは、MBAの学生たちをボランティアで開発途上国に派遣し、彼らのノウハウを開発支援に役立てようというユニークな試み。 続きを読む

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NET Impact:MBAの学生たちが社会を変える!

NET Impactの総会がボルチモアで開催されたので参加しています。NET Impactというのは、20年前にハーバードビジネススクールの学生が立ち上げたネットワーク。主にMBAの学生を中心に、ビジネスを通じて社会に貢献するための活動を繰り広げています。 続きを読む

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ビル・ゲーツの「創造的資本主義」論

2008年、ビル・ゲーツはマイクロソフト経営から手を引き、ゲーツ財団の活動に専念することを発表します。そして、ダボス会議で「創造的資本主義」を提案します。それは、「市場メカニズムを通じて、営利企業の利益追求原則がより貧困層に資する活動に向かうようなシステムを設計する」というものです。それは、政府、ビジネス、そして非営利団体が協働して、市場を拡大し、より多くの層が利益を得、かつ世界の不平等を緩和しようという試みです。 続きを読む

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ジャクリーンの青いセーター

ソーシャル・イノベーションの原動力について考えていて、アキュメンファンドの創設者ジャクリーン・ノヴォグラッツの「ブルー・セーター」をぱらぱらと読み返してみました。やはり、この本にはいろいろと有益なヒントがあります。 続きを読む

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ブルッキングス研究所のモバイル・エコノミー・プロジェクト

モバイル・テクノロジーは開発協力に大きな変化をもたらしました。農村の女性企業家のモバイル・レンタル・サービスから始まり、アフリカの農家に対する農産物価格情報の提供サービス、あるいは銀行口座を経由しないモバイル・バンキング・サービスなど、マイクロファイナンスやBOPを考える上で、モバイルのインパクトは無視できません。ブルッキングス研究所が発表した「モバイル技術はいかにグローバルな社会企業を動かしているか」というレポートは、コンパクトにその動向をまとめています。
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グローバル・インパクト債券

この情報ボックスでもたびたび取り上げている社会的インパクト債券のメカニズムを国際開発にも適用しようという試みが動き始めたようです。グローバル開発センターが英国のソーシャル・ファイナンスと共同でグローバル・インパクト債券導入に向けたワーキンググループを立ち上げました。 続きを読む

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ファンド・レイジングのコストについて考察する

米国ファンドレイジング専門家協会が、2011年度のファンドレイジングにおいて、100ドルの資金調達は、100ドルの資金喪失で相殺されているという悩ましい結果を発表しました。不況による寄付金の減少が最大の問題なのですが、ファンドレイジングに要するコストの増大(外部コンサルタントへの委託や人件費の高騰)なども影響しているようです。この影響は特に、小規模のNPOに顕著で、大手のNPOはしっかりとファンドレイジングを伸ばしています。

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フィリピン「平和と公正財団」のユニークな資金調達方法

2001年、フィリピンの平和と公正財団は、とてもユニークな方法で資金を調達し、独自の社会的投資ファンドを立ち上げました。方法は簡単。ある投資会社の協力を得て、フィリピン政府が発行した10年もの国債を購入し、それを即座にセカンド・マーケットで売却したのです。投資会社には、原資と手数料を返却し、差額の利益で基金を立ち上げ、マイクロ・ファイナンスや社会的企業への投資を行っています。魔法のような話ですが、実話です。現在、若干、議論があるとは言え、今のところ、すべての取引は合法として認められています。 続きを読む

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「自覚的な資本主義」

時々、資本主義は悪か?と自問してみます。確かに現代の資本主義社会には、問題が山積しています。でも、資本がなければ、雇用の創出も、イノベーションも、開発も出来ません。問題は、一握りの資本家・企業による、外部経済を顧みない利益の極大化にあります。たぶん、回答は、資本主義を否定することではなく、資本をいかに「ソーシャル」なものに変えていくか、という点にあります。こんなことを考えていたら、「自覚的な資本主義」という組織を発見しました。企業CEOを対象に、「社会に役立つ資本主義」の啓蒙活動を行っているようです。面白いですね。でも、考えてみたら、日本は「三方良し」を江戸時代から実践していたと言う点で、「自覚的な資本主義」の先駆者なのかもしれません。
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