先ほどの記事で、ドナー・アドバイズド・ファンドについて書いたので少しだけ補足します。ドナー・アドバイズド・ファンドというのは、日本の公益信託制度に近いものですが、寄付者の裁量の範囲が非常に大きい点が特徴です。寄付者は、信託財産の運用先と信託財産の運用収入の寄付先を自由に選択できますし、また、そのタイミングも自分で決定できます。信託する財産も、現金のみならず、不動産や有価証券も利用可能です。 続きを読む
Share Meby投稿者「pha84025」のアーカイブ
コメントを残す
米国ファンドレイジング予測2012
日米イノベーターズ・ネットワーク
ちなみに、ニューヨークのジャパン・ソサエティは、こういう米国のイノベーターと日本のイノベーターの交流を進めるために、イノベーターズ・ネットワークというプロジェクトを立ち上げています。イノベーションに国境はありません。参加者は、とてもユニークな活動をしている人たちなので、ぜひウェブサイトを覗いてみてください。
http://www.japansociety.org/page/programs/innovators_network
Share Mebyマンチェスター・ビッドウェル・コーポレーションの挑戦
マッキンゼーの社会的インパクト債券レポート
米国が失業対策として「成功報酬債券」を立ち上げ
雇用対策の話題をもう一つ。ブログでも取り上げていますが、米国でも「社会的インパクト債券」が本格化しています。オバマ政権は、「成功報酬(Pay for Success)債券」を立ち上げ、農村部における雇用対策に20万ドルから最高100万ドルのグラントを出すことを決定しました。資金源は、政府支出を増やすのではなく、「社会的インパクト債券」を通じて調達します。この仕組みだと、予算のいたずらな拡大を抑制することが出来ますし、何よりも、事業の効果をきちんと定量的に把握できます。日本でも導入してはどうでしょう?
Share Meby エバーグリーン協働組合プロジェクト
積極的な逸脱が真の創造を生み出す!
ESOP:従業員持ち株会社制度
協同組合との関係でもう一つの話題です。米国では、ESOP (Employee Stock Ownership Plans)が制度化されています。これは、ストックオプションと異なり、免税措置が与えられ、従業員の経営参加を奨励するようになっています。ESOPを導入している企業のすべてがワーカーズ・コレクティブではないのですが、こうしたシステムも、ワーカーズ・コレクティブを発展させるための仕組みの一つになると思います。詳しくは、例えば、The National Center for Employee Ownershipのウェブサイトをご覧ください。
Share Meby