先ほどの記事で、ドナー・アドバイズド・ファンドについて書いたので少しだけ補足します。ドナー・アドバイズド・ファンドというのは、日本の公益信託制度に近いものですが、寄付者の裁量の範囲が非常に大きい点が特徴です。寄付者は、信託財産の運用先と信託財産の運用収入の寄付先を自由に選択できますし、また、そのタイミングも自分で決定できます。信託する財産も、現金のみならず、不動産や有価証券も利用可能です。 続きを読む
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ちなみに、ニューヨークのジャパン・ソサエティは、こういう米国のイノベーターと日本のイノベーターの交流を進めるために、イノベーターズ・ネットワークというプロジェクトを立ち上げています。イノベーションに国境はありません。参加者は、とてもユニークな活動をしている人たちなので、ぜひウェブサイトを覗いてみてください。
http://www.japansociety.org/page/programs/innovators_network
Share Me協同組合との関係でもう一つの話題です。米国では、ESOP (Employee Stock Ownership Plans)が制度化されています。これは、ストックオプションと異なり、免税措置が与えられ、従業員の経営参加を奨励するようになっています。ESOPを導入している企業のすべてがワーカーズ・コレクティブではないのですが、こうしたシステムも、ワーカーズ・コレクティブを発展させるための仕組みの一つになると思います。詳しくは、例えば、The National Center for Employee Ownershipのウェブサイトをご覧ください。
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