社会的インパクト債券」カテゴリーアーカイブ

英国キャメロン首相が社会的インパクト債券を推進

土谷さんの記事をシェアします。6月のG8サミットに向けて、キャメロン首相が「社会的インパクト債券」の導入を先進国共通の政策課題として打ちだそうとしているという内容。この動き自身はもちろん大歓迎ですが、社会的インパクト債券だけに限定せず、コミュニティ開発金融やNPOファイナンス、あるいは開発途上国向けのマイクロファイナンス支援やインパクト投資など、多様な分野に広がっている社会的インパクト投資の世界が総合的に広がるような打ち出し方をして欲しいですよね。また、このためには、単に投資制度を整備するだけではなく、この資金を受け止めるためのNPOのキャパシティ・ビルディングや、民間からの投資を誘導するためのキーとなる財団のリスク・ヘッジ投資も重要です。結局、社会的インパクト投資を政策的に推進すると言うことは、財団、NPO、社会的企業などのソーシャルなセクターを促進するという広い視野で議論して欲しいと思います。
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次回英国G8サミットは社会的インパクト投資飛躍の場になりそうです。

先日、コーエン卿の社会的インパクト投資ウェビナーを紹介した際に少し触れましたが、どうやら、英国政府は、6月に英国で開催されるG8サミットで、社会的インパクト投資と社会的インパクト債券の推進に向けて、本気で取り組んでいるようです。 続きを読む

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韓国のシンクタンクが社会的インパクト債券の導入を提言

韓国の話題をもう一つ。韓国資本市場研究所は2012年7月に、韓国においても社会的インパクト債券を導入すべしと言う報告書を提出しました。政府予算が限定される中、社会的サービスの質を落とすことなく、財政の均衡を図る手段として、積極的に導入を検討するよう提言しています。韓国を含めてOECD諸国の中で最悪の財政赤字の日本でこそ読まれるべき報告かもしれません。

http://www.ksri.org/eng/publication/pub_summary.asp?rno=255

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ソーシャル・バンキング:金融から世界を変える

このコラムでも、たびたび取り上げていますが、ソーシャル・インパクトを追求する上で、金融が果たす役割は大変重要です。どんなにアイディアやスキルがあっても、資金がなければ活動はできません。この点については、日本でもソーシャル・ファイナンス、NPOバンク、マイクロ・ファイナンス、社会的インパクト投資などが議論されていますし、最近は、ファイナンシャル・インクルージョン(金融を通じた社会的包摂?)というコンセプトも登場しています。 続きを読む

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Instiglio:社会的インパクト債券を開発途上国に適用する

エコノミストの記事で紹介されていたInstiglioは、まだスタートアップの段階ですが、社会的インパクト債券モデルを開発途上国に適用すべく様々なアイディアを提案しています。具体例は以下の通りです。 続きを読む

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社会的インパクト債券はさらに拡大する。

エコノミストが、社会的インパクト債券についての記事を掲載しました。タイトルは「商売と良心:公的サービスをファイナンスする新しい方法がモメンタムを獲得している」。この記事で、社会的インパクト債券に対する一般投資家の関心は更に高まりそうです。 続きを読む

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成功報酬債券:オバマ流社会的インパクト債券戦略

この情報ボックスでもたびたび取り上げてきた社会的インパクト債券。州レベルでは、マサチューセッツ州とニューヨーク州が導入しましたが、ホワイトハウスも、2012年度予算で「成功報酬債券(Paying for Success Bond)」として、上限1億ドルを計上しました。現時点では、労働省が、NPOやコミュニティビジネスを通じた雇用確保のプロジェクトを募集している段階です。 続きを読む

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社会的インパクト債券ボンド・ツールキット

WIAの加藤さんの記事をシェアします。社会的インパクト債券は、「成功報酬債券」という形で米国で導入されましたが、もちろん、導入に当たっては、資金を出すに値するだけのプロジェクトかどうかを審査する必要があります。その審査プロセスのポイントや中間団体の活用方法などをまとめたもの。まだきちんと読んでいませんが、参考になりそうですね。
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グローバル・インパクト債券

この情報ボックスでもたびたび取り上げている社会的インパクト債券のメカニズムを国際開発にも適用しようという試みが動き始めたようです。グローバル開発センターが英国のソーシャル・ファイナンスと共同でグローバル・インパクト債券導入に向けたワーキンググループを立ち上げました。 続きを読む

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マッキンゼーの社会的インパクト債券レポート

「社会的インパクト債券」は、英国で始まり、米国でも本格的に導入されつつある、新しい形の資金調達メカニズムです。政府が債券を発行して資金を集め、この資金をNPOや社会的企業に投資します。一定期間後に、プロジェクトの成果が上がり、その分野での政府の直接支出が削減されたことが定量的に把握されれば、政府は、その削減部分を投資家に還元する、という仕組みです。 続きを読む

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