ファンド・レイジング」カテゴリーアーカイブ

「傷痍退役軍人支援プロジェクト」スキャンダルの教訓

今年に入り、「傷痍退役軍人支援プロジェクト(WWP: Wounded Warrior Project)」を巡るスキャンダルが、米国の非営利セクターのみならず、テレビや新聞紙面でも大きく取り上げられています。このスキャンダル、NPOのスケールアップやビジネス化を考える上で、様々な重要な教訓を与えてくれると思いますので、ご紹介しておきたいと思います。 続きを読む

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急速に成長しつつある参加型ファンド・レイジング

ファンド・レイジング手法において、近年、もっとも発展している分野の一つが、参加型ファンド・レイジングです。Peer to Peerファンド・レイジングとも言いますが、自分が寄付するのではなく、何か「チャレンジ」を設定して、この「チャレンジ」に共感してくれる人達から寄付を募る手法です。日本でも、JapanGivingなど、様々なサイトが立ち上がっていますし、「アイスバケツ・チャレンジ」も話題になりました。この背景には、フェイスブックやツイッターなどのソーシャル・メディアの発展があることは言うまでもありません。 続きを読む

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FacebookがNPO向けのガイドを公開

最近、ソーシャル・メディアがNPO向けのサービスを強化しています。資金やスタッフが限られているNPOにとって、ソーシャル・メディアは広報、資金調達、会員とのコミュニケーション、キャンペーンなどになくてはならないツールなので、これは歓迎すべきことです。ソーシャル・メディア側にとっても、アクセス数の拡大や社会貢献面でのアピールなどのメリットがあります。 続きを読む

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YouTubeが米国で動画寄付カードサービスを開始

既に日本でも紹介され始めていますが、先月、YouTubeは、アップロードした動画を通じて、自分の支援したい非営利団体への寄付を募集できるサービスを開始しました。現時点では、米国のユーザーが米国の非営利団体に寄付をすることが出来るだけですが、Google社によると、今後、このサービスは世界中に拡大する予定とのこと。 続きを読む

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英国ファンドレイジング基準委員会の新方針

以前にご紹介しましたが、昨年、英国で、ある老女が慈善団体からの大量の寄付勧誘状を送られて精神的に追い詰められ、自殺するという事件が起きました。これを機に、英国ファンドレイジング団体の独立自主規制団体である英国ファンドレイジング基準委員会(FRSB: FundRaising Standards Board)が、事件の調査を開始し、ファンドレイジング基準の再検討を重ねてきました。その成果は、昨年6月に中間報告という形でまとめられていたのですが、今回、最終報告が発表されました。 続きを読む

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ソーシャル・ファンドレイジングの新ツール

ソーシャル・メディアの登場により、ファンドレイジングの世界は一変しました。寄附をお願いする手紙を書き、ファンドレイザーが資産家を訪問して寄付を依頼し、あるいは会費制のファンドレイジング・イベントを開催し、という従来型のファンドレイジングから、フェイスブックやツイッターを使ったファンドレイジングへ、さらに、よりソーシャルな参加型ファンドレイジングへと進化を遂げています。 続きを読む

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非営利セクターへの長寿ボーナス

経済と人口は大きく相関します。開発途上国の発展において、若者世代が大量に存在する人口ボーナスが、経済発展に大きく貢献することは周知の事実です。では、高齢化はどうでしょうか。現在、先進国では「高齢化=社会的コスト」という議論が主流を占めていますが、本当にそうなのでしょうか。 続きを読む

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英国で新たなファンドレイジング規制が検討の俎上に

英国では、行き過ぎた寄附勧誘が問題になっています。発端は、多数のチャリティが寄附勧誘のために電話や手紙を殺到させたために自殺に追いやられた老嬢の事件です。これを機に、英国政府は独立レビュー委員会を立ち上げて対応を検討してきました。 続きを読む

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学校でファンドレイズする50のアイディア

別件で調べ物をしていたらおもしろいサイトを見つけたので共有しておきます。名付けて、学校でファンドレイズする50のアイディア。学校での募金活動というと、日本だと赤い羽根になるんでしょうが、チャリティの本場アメリカではとてもたくさんの方法が開発されています。ケーキやパンを焼いてきて売るBake Sale、みんなでお宝を持ち寄って景品にするRaffle、コミュニティ向けのカーニバルやビンゴなどのイベント開催、のみの市、ファン・ウォーク、ダンスマラソンなどなど。 続きを読む

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ファンドレイジングの危険性

英国のガーディアン紙が、ファンドレイジングの危険性について警鐘を鳴らす記事を掲載しました。記事によると、ポピーの造花を作って成功した老女が、チャリティ団体からの執拗なファンドレイジング勧誘攻撃のために精神的に追い詰められて自殺したとのこと。これを知った多くの英国民が、ファンドレイジングの自主規制団体であるファンドレイジング基準委員会(FRSB)にクレームを出し、FRSBは対策に乗り出したということのようです。 続きを読む

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