市民社会」カテゴリーアーカイブ

グローバル・ソーシャル・エコノミー・フォーラム2013

11月の初めにソウルで開催されたグローバル・ソーシャル・エコノミー・フォーラムの概要と一部プレゼンテーション・ペーパーがオンライン上で公開されています。日本からも、京都市や横浜市、立命館大学など多数が参加しています。欧州発のソーシャル・エコノミー、国連でも作業部会が出来、ソーシャル・セクターを担う重要なムーブメントになっています。詳しくは以下のサイトをご覧下さい。 続きを読む

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ローカル・リビング・エコノミー・サミットがニュージャージーで開催

社会的インパクト投資の波は、グローバルであると共にローカルでもあります。コミュニティ・ビジネスの経営サポートを行っているNPOのライジング・キャピタルが、JPモーガン・チェスの支援を得てニュージャージーで開催したローカル・リビング・エコノミー・サミットには、RSFソーシャル・ファイナンスやBALLE代表なども参加し、ローカル・レベルで人の暮らしに優しい経済(リビング・エコノミー)を確立するためのセクターを越えた協働とローカル・レベルでの起業支援を中心に議論したとのことです。 続きを読む

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ペンシルヴァニア大学の社会的インパクト・コース

久しぶりに我が母校のペンシルヴァニア大学NPO指導者育成修士コースのウェブサイトを覗いてみたら、新しく「ソーシャル・インパクト・コース」が開設されていました。ちょうど私が卒業したのと入れ替わりに就任した新学科長が立ち上げたようです。多分、「社会的インパクト」を前面に押し出した大学院レベルのコースは米国でもあまり例がないと思いますので、コースのタイトルだけでも紹介しておきます。日本でも、どこかの大学が立ち上げないかな。。。 続きを読む

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ハドソン研究所が「グローバル・フィランソロピーと資金移転インデックス」2013を発表。

ハドソン研究所は、毎年、ODA、民間投資、フィランソロピー、その他という項目毎に、開発途上国向けの資金移動を独自に分析し、報告書の形で発表しています。現状では、OECDのDAC統計に民間フィランソロピー資金の統計が含まれていないため、この報告書は貴重な情報源になっています。 続きを読む

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Stories.Coop:協同組合活動の経験を世界にシェアする。

昨年は国際協同組合年でしたが、これを機に立ち上がったStories.Coopというウェブサイトは、世界各国の協同組合が、それぞれの活動をストーリーという形でウェブサイト上に共有できるユニークなサイトです。日本の生協や産直運動の動きから、ネパールの農業協同組合活動まで、世界各国の協同組合が、それぞれ自分たちの活動を発信しています。こんな形で協同組合活動が、国境を越えて、互いの経験を共有できるというのも、インターネット時代の新しいコミュニケーションの形なんでしょうね。各国の活動も参考になります。 続きを読む

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Shearable:「分かち合い」を軸にした社会を目指して

最近、気になっているのがShared Economyというコンセプト。エコノミストでも特集されて結構メインストリーム化しつつありますが、レンタカーの代わりのカーシェアからルームシェア、ドッグシェア、あるいは街中の移動のためのバイシクル・シェア・・・とShared Economyのトレンドは大きく育っていく予感がします。特に、「もったいない」を文化としてきた日本人には、こういう「分かち合い」の発想、とても親近感があります。 続きを読む

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スタンフォード大学フィランソロピー・市民社会研究所のデジタル市民社会ラボが活動を開始

以前にも紹介したスタンフォード大学フィランソロピー・市民社会研究所は、スタンフォードらしい、革新的で射程の広い研究を行っています。中でも、客員研究員のルーシー・バーンホルツはフィランソロピーとソーシャル・エコノミー研究では最もビジョナリーな思索者として、私は注目しています。その彼女が中心になり、デジタル市民社会ラボというプロジェクトで、立て続けに報告書が発表されました。どれも気になる内容です。彼女のメルマガによると、来週のインディペンデント・セクター総会でセッションがもたれるとのこと。気になります。 続きを読む

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クリントン・グローバル・イニシャチブ年次総会開始!

今週のニューヨークは世界各国の要人が国連総会に出席するために集結する一週間です。また、毎年恒例になりましたが、クリントン元大統領がクリントン・グローバル・イニシャチブ(CGI)の年次総会を開催する時期でもあります。 続きを読む

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フィラデルフィアがランド・バンクを設立

再びニューヨーク・タイムズの記事から。フィラデルフィアがランド・バンクを設立し、廃屋や廃ビル、空き地などの再活用に乗り出したそうです。記事によると、フィラデルフィアには、そのような見捨てられた不動産が40,000件もあり、治安の悪化やそれに伴う周辺地域の不動産価値の減少、さらなるインナー・シティ化という悪循環に陥っているとのこと。これらの土地の多くは所有者が不明で不動産税も支払われていないのですが、フィラデルフィア市は、ランド・バンクを通じてこの再活用に取り組むようです。具体的には、都市農園、コミュニティ・スペースやアート・スペース、さらに低所得者向けの適正価格住居開発や商業スペースとしての開発なども視野に入れるとのこと。ランド・バンクでは、投機目的のみで不動産を取得し、一切開発しないで不動産価格の上昇と共に売却する投機業者の排除もあわせて検討するとのことです。 続きを読む

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スモールマート革命:地域に富を蓄積・循環させる新たなシステムを目指して

私も翻訳メンバーの一人として参加させていただいた「スモールマート革命:持続可能な地域経済活性化への挑戦」(マイケル・シューマン著 明石書店)が刊行されましたのでご紹介します。帯のコピーは「新たな富の地域循環システム:TPP時代の地域経済生き残り方策を模索するすべての行政、ビジネス、NPO、コミュニティ、そしてアカデミズム関係者必読の政策ガイダンス!」です。訳者の一人としてこういう言い方をするのはちょっと気が引けますが、看板に偽りのない、総合的かつ実践的な名著です。 続きを読む

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