社会的インパクト投資」カテゴリーアーカイブ

社会的インパクト投資と評価の関係を考える

ジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所の同僚で、社会的インパクト投資の専門コンサルティング会社をニューヨークで立ち上げたウィリアム・バーカートが、クロニクル・オブ・フィランソロピー誌に「民間インパクト投資が社会変革を行っているかどうかを証明する必要がある」というタイトルの論説を寄稿しました。なかなか説得力があるので、紹介しておきます。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

英国が社会的投資促進のための法整備を準備中

5月28日付で、「チャリティ(保護及び社会的投資)法」が英国貴族院に提出されたそうです。内容は、チャリティ委員会の権限強化やチャリティ理事会や経営者の就任資格の厳格化など、チャリティ団体の不正防止措置の強化と、チャリティ団体の社会的投資推進に向けた法整備の2つ。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

インパクト投資と財団

近年、急速に関心を高めているインパクト投資ですが、関心が先行していて現実が追いついていないというのが現実です。これを裏付ける調査をCenter for Effective Philanthropyが発表しました。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

G8社会的インパクト投資タスクフォース報告書刊行!

今までもご紹介してきたG8社会的インパクト投資タスクフォースが1年の作業を経て、ついに報告書を発表しました。G8各国の社会的投資の現状を把握し、主要先進諸国においてこれから社会的インパクト投資を発展させていくためには何が求められるのか。今後の社会的インパクト投資の発展の鍵を握る重要な報告書だと思います。もちろん、日本の報告書も入っています。詳しくは以下をご覧ください。

http://www.socialimpactinvestment.org

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

社会的投資市場形成に向けたロードマップ

しばらくご無沙汰していて申し訳ありませんでした。この間の仕事の一つとして、社会的投資促進フォーラムに参加し、一メンバーとして社会的投資市場ロードマップの策定に関わっていました。このロードマップ、出版費用をシューティング・スターを通じて調達しようとしています。社会的投資市場についてご関心をお持ちの方、ぜひ以下のサイトをご覧ください。ご協力よろしくお願いします。

http://shootingstar.jp/projects/1194

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

ゴールドマンサックスが世銀と女性企業家支援を開始

ゴールドマンサックスが、「10,000人の女性支援」プロジェクトの一環として、世界銀行とパートナーシップを組み、女性企業家金融支援プログラムを開始しました。対象は、開発途上国の女性がオーナーの中小企業。世銀グループのIFCと組、総額6億ドル規模の資本調達を目指すとのことです。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

IIXがインパクト・フォーラム2014を開催

この情報ボックスでもたびたび紹介しているIIX Asia (Impact Investing Exchange Asia)が、今年の6月12日から13日までシンガポールでインパクト・フォーラム2014を開催します。テーマは、「ニッチからマスへ」。「メインストリーム」という使い古された言葉ではなく、あえて「マス(大衆)」という言葉を使っているところに、IIXの独自さを感じさせます。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

世界経済フォーラムがインパクト投資に関する新報告書を発表

世界経済フォーラムが、インパクト投資に関する2本目の報告書を発表しました。「アイディアから実践へ、パイロット事業から戦略へ」と題された報告書は、インパクト投資がメインストリームの投資となるための道筋を具体的に提示しています。今まで、ハーバード大学などの研究機関、インパクトエコノミーなどのシンクタンク、そしてロックフェラー財団などの財団が様々な提案を行ってきましたが、さすが世界経済フォーラム。これらの諸文献をうまくまとめて非常に実践的で具体的な政策提言に仕上げました。これからしばらくはこの報告書がスタンダードなものになるという気がします。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

英国非営利団体の課題

この情報ボックスでは、英国の社会的投資や社会的インパクト債権の動向についても取り上げています。こうした革新的な動きは、もちろん日本においても参考にすべき点が多々あると思うのですが、一方で、こうした華々しい政府発表の陰で、非営利団体がどのように考えているのかを知るの重要です。

サードセクターの記事によると、2008年から始まる不況と2010年の保守・自由党連立政権による歳出削減は、非営利団体に大きな打撃となっており、さらに「結果に応じた支払いPayment-by-results」の導入は、非営利団体が本来のミッションを失い、成果の出やすい事業に集中して本来支援が必要な層への事業を後回しにするという傾向を助長させていると論じています。

ソーシャルイノベーションの設計に当たっては、こうした陰の面についてもしっかりしたデータ収集と分析に基づいて光を当てて行く必要があることは言うまでもありません。

続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

MBAでインパクト投資を実践する!

UCバークレー・ハース・ビジネス・スクールが「ハース・インパクト投資ネットワーク」というプログラムを立ち上げました。ハース・ビジネス・スクールとブリッジズ・ベンチャーの共同によるこのプログラムでは、MBA学生が投資先調査から、投資適格性調査、投資プロポーザルの作成までの過程を1年間のプログラムで実際に経験し、最終的にこのプロポーザルに基づいてブリッジズ・ベンチャーがスタートアップ企業に5万ドルの投資を行うというものです。MBA学生を対象としたインパクト投資トレーニング・プログラムの新たなモデルとして注目されます。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather