社会的インパクト債券」カテゴリーアーカイブ

エビデンス志向政策の普及に向けた提言

大統領選に向けて盛り上がっている米国。4年に一度の選挙の年は、様々なシンクタンクや市民団体が、次期大統領に対して政策提言を競う年でもあります。エビデンス志向政策(Evidence Based Policy)も例外ではありません。 続きを読む

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社会的インパクト債でいかにRCTを活用するか

社会的インパクト債では、公的資金を投入して民間投資家に経済的リターンを提供するため、厳格な評価が求められます。米国の場合、多くの案件では、無作為制御試験(RCT: Randomized Control Test)を使って介入成果を客観的に検証します。 続きを読む

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社会的インパクト債組成のためのツールキット

米国のアーバン・インスティチュートが、社会的インパクト債組成のためのツールキットを公開しました。社会的インパクト債の組成については、既に自治体など資金提供側を対象とした契約書のひな形などは公開されています。これに対し、今回のツールキットは、資金を受け取る中間支援団体向けに、組成に必要な情報を分かりやすく提供している点に特色があります。 続きを読む

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英国政府が社会的インパクト債のための基金設立

社会的インパクト債関連の情報をもう一つ。英国政府が8000万ポンドのファンドを設立しました。「Life Chances Fund」と名付けられたこのファンド、基本的に地域レベルで社会的インパクト債を含めた「成果報酬型契約(Payment-by-results contracts)」を行いたいという社会的投資家に資金を供給することを目的としています。 続きを読む

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社会的インパクト・パートナーシップ法の概要

社会的インパクトパートナーシップ法が米国下院で全会一致で可決され、今後、上院で審議される予定とのこと。社会的インパクト債については、以下で示された領域以外に、ホームレス支援や老人支援、幼児教育など多様な分野が試みられていますが、社会的インパクトパートナーシップ法ではカバーされていないようです。米国の法律は非常に複雑なのでわかりにくいのですが、おそらく様々な妥協を経てこの部分が法制化されたのだと思います。 続きを読む

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米国社会的インパクトパートナーシップ法

米国下院で「成果報酬のための社会的インパクト・パートナーシップ」法が可決されました。従来、共和党と民主党が対立していた議会ですが、今回は超党派、全会一致という画期的な支持を得たようです。これにより、少なくとも1億ドルの予算が成功報酬債(PFS)に投じられることになります。これで米国における社会的インパクト債の制度化が加速されることが期待されます。 続きを読む

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米国成功報酬債トピック

米国住宅・都市開発省(HUD)と司法省(DOJ)が、ホームレスの再犯予防を目的とした社会復帰のための介護住居パイロットプログラムに、870万ドルを投じると発表しました。資金は、アメリカ版の社会的インパクト債である成功報酬債(Pay for Success Bond)で賄われる予定です。 続きを読む

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社会的インパクト債のデータベース公開!

最近、日本でも関心が高まっている「社会的インパクト債(SIB: Social Impact Bond)」。グローバルな動向に関心を持っておられる方も多いと思います。こうしたニーズに応えるため、これまで第一号案件の組成から、社会的インパクト債の発展を牽引してきたソーシャル・ファイナンスが、グローバルな動向をリアルタイムでフォローできるデータベースをオンライン上に公開しました。現時点で進行中の、世界15カ国60案件が掲載されています。調達資金額は、2億1600万ドルとのこと。 続きを読む

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「開発インパクト債(DIB)」パイロット事業の初年度報告

先進国で注目を集めている「社会的インパクト債」。基本は、成果報酬型グラントで、資金を民間投資家から募集するというものですが、同様の試みが開発協力の世界でも「開発インパクト債(DIB: Development Impact Bond)」として進められています。この第一号案件の初年度報告が発表されましたので、共有しておきます。 続きを読む

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成果志向型システムの功罪

1980年代以降、英国、米国、NZ、オーストラリアなどで導入されたニューパブリック・マネジメントは、成果志向を全面的に打ち出し、様々な行政改革を行いました。その一つが「成果志向契約(Contracting for outcomes)」。行政が、業務委託契約や調達契約を行う際、事業成果に連動する形で報酬を支払うというシステムです。これは、その後、成果連動型補助金(Payment by Results)へと拡大しました。現在、日本でも注目を集めている「社会的インパクト債(Social Impact Bond)」も、この手法の一つです。 続きを読む

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