投稿者「pha84025」のアーカイブ

社会的インパクト債券発展のための諸条件

英国のシンクタンク「ソーシャル・マーケット財団」が7月末に発表したレポート「リスキーなビジネス:社会的インパクト債券と公共サービス」は、期待が先行しがちの社会的インパクト債券のリスクを冷静に分析し、その上で、さらに社会的インパクト債券が発展していくためには何が必要かを論じていて役に立ちます。 続きを読む

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FSGが「次世代評価」のコンセプトを公開

先日、この情報ボックスで、スタンフォード大学とFSGが「次世代評価」をテーマにしたシンポジウムを開催するという記事をご紹介しました。鍵となるコンセプトは、「開発型評価(Developmental Evaluation)」「評価基準の共有(Shared Measurement)」「ビッグ・データ」でしたね。 続きを読む

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世界を変えるトイレ・イノベーション

トイレは開発援助で重要な役割を果たします。トイレを整備することは、コミュニティの衛生状況を改善し、水質汚染を防止し、テクノロジーを使えば、有機肥料やバイオ・エネルギーの開発にもつながります。 続きを読む

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CN3.0を巡って(続き)

先ほど、チャリティ・ナビゲーターの新レーティング基準についてご紹介しました。これについて、クロニクル・オブ・フィランソロピーが長めの記事を掲載しているのでシェアしておきます。アドボカシー系のNPOやアート系のNPOが、ソーシャル・サービス提供型や国際開発型のNPOと同じ基準で評価されることについて問題提起をしています。また、NPOセクター全体が、CN3.0を受け入れる現実的な準備が出来ているのかどうかについても疑問を呈しています。 続きを読む

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国連グローバル・コンパクトがグローバル企業サステイナビリティ報告2013を発表

国連 による企業社会貢献・CSR推進イニシャチブである国連グローバル・コンタクトは、2000年の立ち上げ以来、現在、世界145カ国から12,000以上の企業が参加する世界最大のグローバルCSRプラットフォームになっています。 続きを読む

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チャリティ・ナビゲーターの新たなNPO評価基準

米国では、NPOレーティング・システムが発達しています。NPOに寄附しようと考える人は、まずこうしたレーティング専門のサイトでNPOのレーティングをチェックし、問題がないか確かめた上で寄附をします。このレーティング・システムの代表的な存在であるチャリティ・ナビゲーターは、2012年に620万のサイトビジットがあり、毎年100億ドル以上の寄附にインパクトを与えています。 続きを読む

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InterActionのNGO AID Mapプロジェクト:マッピングによる「見える化」が開発援助の風景を変える!

この情報ボックスでもいろいろな形で取り上げていますが、データ・マッピング手法の発達により、リアルタイムで様々な情報を地図上に表現することが出来るようになりました。この結果、NPO/NGOは、地域別の戦略が立てやすくなり、また協働や棲み分けなどもより容易になります。 続きを読む

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GIINがIRISスターティング・ガイドブックを発表

社会的インパクト投資を受ける際に、社会的企業や非営利団体は、社会的インパクトを標準的な指標に基づいて定量的に測定し、これを公開する必要があります。これについては、SROI、GIIRS、IRIS、社会的会計など様々な指標が提案されていますが、なかなか一般の人には分かりにくいというのが現状です。GIIN(Global Impact Investment Network)が発表したGetting Started with IRISというガイドブックは、IRIS(Impact Reporting & Investment Standard)を理解する上で良くできたガイドブックです。 続きを読む

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ファンディング・セントラル:非営利団体向け資金調達総合支援サイト

先日、コミュニティ・ビジネス向けの資金調達支援サイトであるコミュニティ・シェアズをご紹介しました。英国では、非営利団体が資金調達を行うのを支援するサイトも充実しています。例えば、ファンディング・セントラルは、全国ボランティア団体協議会(NCVO)が、英国政府市民社会局から資金支援を得て運営しているサイトで、英国で活動する非営利団体が、資金源を探すための充実した情報を提供しています。 続きを読む

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インドで企業フィランソロピーが法制化

最近、CSRに関する法律が制定されて話題になったインドですが、今度は、企業フィランソロピーを義務づける法律を制定したそうです。報道によると、年間利潤が7800万ドルを超える企業は、少なくと収益の2%をコミュニティ開発に使うことを義務づけるとのこと。米国では、銀行が一定の割合をコミュニティに投資することを義務づけるコミュニティ再投資法がありますが、企業フィランソロピーを義務づけるのは世界でも珍しいと思います。これは物議を醸しそうですね。インド企業は、経済の発展を損ね、腐敗・汚職を増大させるだけだと反発しているそうです。これも今後どうなるか、少しウォッチする必要がありそうですね。

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