ソーシャル・エコノミー」カテゴリーアーカイブ

AIR:芸術起業家時代の新たなアートサポートの試み

村上隆の「芸術起業論」のおかげで、日本でもアート活動にビジネスの視点を取り入れるという議論が活発になってきました。すべてのアーチストが、村上隆のように作品が億単位で売買されるようになる必要はないと思いますが、やはりアーチストも生きていく以上は、稼がなければなりません。そして、どうせ稼ぐなら、社会に役立つ稼ぎ方をしたいですよね。 続きを読む

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コミュニティに根ざしたHackathon:Gray Area Foundation For The Artsの試み

Hackathonの試みは、RHoKのような全世界規模で展開されるものだけではありません。コミュニティレベルでも、展開は可能です。例えば、サンフランシスコを拠点に活動しているGray Area Foundation For The Artsは、「デジタル・アート&テクノロジーを通じた社会的インパクトの創造」をミッションに掲げ、コミュニティベースでの課題解決にHackathonを通じて取り組んでいます。 続きを読む

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Funding Exchange:オルターナティブ基金の全米ネットワーク

先日紹介したブレッド&ローズ・コミュニティ基金のような参加型手法を取り入れつつ、社会変革実現のために活動しているコミュニティ基金を、米国ではオルターナティブ・フィランソロピーと呼んでいます。伝統的なフィランソロピーが、どちらかというとエスタブリッシュメントの富裕層による上からの変革(いわゆるプログレッシブ)を目指すのに対し、オルターナティブ・フィランソロピーは、コミュニティに根ざしたアクティビスト達による社会変革を目指す点が異なると言えるでしょうか。 続きを読む

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参加型予算プロジェクト

ブレッド&ローズコミュニティ基金のような参加型のフィランソロピーを普及するためにはどうすればよいでしょうか。それにはやはりベスト・プラクティスを共有し、参加型メカニズムのノウハウを伝え、そして住民の啓発を行う中間団体が不可欠です。 続きを読む

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Bread & Rose コミュニティ基金のラディカルな試み

コミュニティ基金の中でも最もラディカルな団体がBread & Roseコミュニティ基金です。どこがラディカルかというと、ファンドレイジングからグラントの選定まで、すべて住民参加で決定するという点。みんながお金を出し合い、コミュニティのどこが一番お金が必要かをみんなで議論し、最終的に、集めたお金をどこに配分するかも、住民参加で決定します。 続きを読む

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ギビング・コモン:コミュニティのリソースを共有する

もう一つ、忘れてはならないコミュニティ財団の役割は、コミュニティのNPOの活動を促進し、彼らと潜在的なドナーをつなぐこと。コミュニティ財団が、直接、NPOを支援するだけでなく、このようなプラットフォームを提供することで、コミュニティ全体のNPOの活動の促進を図ることが重要です。 続きを読む

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コミュニティ財団ウィーク2012

今週は、コミュニティ財団ウィークです。米国議会が始まるのにあわせて、全米のコミュニティ財団が、米国財団評議会ネットワークを使ってキャンペーンを行います。各地でいろいろなイベントを開催し、それをツイッターを使って共有したり、ベスト・プラクティスを米国財団評議会のブログ上で共有します。 続きを読む

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ビル・ゲーツの「創造的資本主義」論

2008年、ビル・ゲーツはマイクロソフト経営から手を引き、ゲーツ財団の活動に専念することを発表します。そして、ダボス会議で「創造的資本主義」を提案します。それは、「市場メカニズムを通じて、営利企業の利益追求原則がより貧困層に資する活動に向かうようなシステムを設計する」というものです。それは、政府、ビジネス、そして非営利団体が協働して、市場を拡大し、より多くの層が利益を得、かつ世界の不平等を緩和しようという試みです。 続きを読む

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「自覚的な資本主義」

時々、資本主義は悪か?と自問してみます。確かに現代の資本主義社会には、問題が山積しています。でも、資本がなければ、雇用の創出も、イノベーションも、開発も出来ません。問題は、一握りの資本家・企業による、外部経済を顧みない利益の極大化にあります。たぶん、回答は、資本主義を否定することではなく、資本をいかに「ソーシャル」なものに変えていくか、という点にあります。こんなことを考えていたら、「自覚的な資本主義」という組織を発見しました。企業CEOを対象に、「社会に役立つ資本主義」の啓蒙活動を行っているようです。面白いですね。でも、考えてみたら、日本は「三方良し」を江戸時代から実践していたと言う点で、「自覚的な資本主義」の先駆者なのかもしれません。
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