フィランソロピー」カテゴリーアーカイブ

SDGにおけるグローバル・フィランソロピーの役割とは?

先日、国連経済社会委員会が、UNDPやOECD開発協力財団グローバル・ネットワーク、WINGSなどと共催で、「フィランソロピーとポスト2015」という会議を開催しました。国連ミレニアム開発目標が終了する2015年以降の国際開発分野において、SDG(Sustainable Development Goal)を一つのキーワードに、先進国政府・開発機関や国連と、ゲーツ、ロックフェラーなどの大型財団がどのような形で協力できるかを議論する一日の会議。オンラインで全プログラムが公開されていたので、概要を報告しておきます。 続きを読む

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クラウドをグラント・マネージメントに活用する

NPOにとって、公的支援プログラムや助成財団の資金を獲得することはファンド・レイジングの重要な一歩です。でも、申請書類の作成から始まり、助成を受けた後の支払い手続きや報告手続きなど、膨大な文書作成は悩みの種ですよね。お金を出す側はあまり意識していませんが、NPOにとっては、書類作成時間はそのままコストとして経営にのしかかってきます。特に、日本の場合は、電子文書法が導入されたにもかかわらず未だにはんこを押したオリジナル文書を要求されるからなおさらです。 続きを読む

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アフリカにフィランソロピー地域ネットワークが誕生

クロニクル・オブ・フィランソロピーの記事によると、今年のグローバル・フィランソロピー・フォーラムにおいて、アフリカ・フィランソロピー・フォーラムの設立が合意されたとのことです。このネットワークを通じて、経済成長著しいアフリカにおいても、今後、フィランソロピー産業の成長が期待されます。

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スタンフォードの新たなフィランソロピー研究プロジェクト

スタンフォード大学フィランソロピー・市民社会研究センターは、多分、今、フィランソロピー研究で最も先端的な研究を行っているセンターのひとつ。このセンターが、昨年10月に開始した新たなプロジェクトが、「フィランソロピー、政策&テクノロジー」研究イニシャチブ。ビッグ・データがフィランソロピーにも導入され、社会的インパクト投資や社会的インパクト債券などの新たな資金調達メカニズムが発展している中、フィランソロピーはどのような方向を目指し、これを政府は政策的にどのように支援していくのかが研究の中心です。 続きを読む

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お笑いが世界を救う?:英国コミック・リリーフの挑戦

1985年、英国BBC Oneは 、スーダンのエチオピア難民キャンプにおいて英国の主要なコメディアンによるチャリティ番組を放映しました。当時、エチオピア難民は、深刻な飢餓にさらされていました。衝撃的な映像と、コメディアン達の熱いパフォーマンスに支えられて、巨額の寄附金が集められました。この資金に基づいて設立されたのが、コミック・リリーフです。 続きを読む

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3.11後の復興支援に取り組む米国NPO:Give2Asia

グローバル・ギビングと並んで、東日本大震災復興支援に息長く取り組んでいる団体として、Give2Asiaがあります。こちらも、オンライン寄附プラットフォームですが、米国で資金を調達し、これをアジアの支援に使っているという点がユニークです。 続きを読む

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3.11後の復興支援に取り組む米国NPO:グローバル・ギビング

東日本大震災から2年が経ちました。震災で亡くなられた方々を追悼し、また、被災地で復興に取り組んでいる方々に敬意を表したいと思います。米国でも震災後、多くの方々が被災地への支援を行いました。その中には、中長期的な観点から復興に取り組んでいる団体があります。例えば、グローバル・ギビングは、世界中のNPOがウェブサイト上で ファンド・レイジングを 行うことのできるユニークなプラットフォームですが、代表のマリ・クライシさんは、いち早く震災復興のための特別サイトを立ち上げました。 続きを読む

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アジア・ベンチャー・フィランソロピー・ネットワーク会議2013

アジア・ベンチャー・フィランソロピー・ネットワークが、5月にシンガポールで総会を開催するようです。これから、アジアでもベンチャー・フィランソロピーが発展する予感がします。プログラムも、水資源管理、児童・教育、ファイナンシャル・インクルージョン(金融アクセスの改善を通じた社会的包摂)、インパクト評価、資金調達、人材活用、適正評価・・・と盛りだくさんです。欧米から主要団体も参加しており、ネットワークの機会としても活用できそうです。 続きを読む

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世代間資産移転をフィランソロピーに活用する:ボストン大学の新報告書

2006年、ボストン大学「富とフィランソロピー」研究センターは、 今後50年間にわたり米国はフィランソロピーの黄金時代を迎えるだろうというユニークな報告書を発表しました。理由は、団塊世代が引退し、積極的にフィランソロピーに取り組むと共に、遺産相続の際に、多くの資金が寄附という形でフィランソロピーセクターに流れ込むことが期待されるからです。 続きを読む

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ブラックボード財団の起業支援プログラム:エコシステム構築アプローチ

先進国に共通の悩みとして失業問題、特に若年層の雇用をいかに確保するか、という問題があります。経済成長に制約がある中、この問題の解決は簡単ではありませんが、一つの解決方法は、若者の起業を支援し、自立させることです。こうした問題関心に立って、ブラックボード財団は、米国における起業支援とイノベーション促進のために、5年間で5000万ドルのイニシャチブを立ち上げました。 続きを読む

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