投稿者「pha84025」のアーカイブ

米国NPOの大半はリーダー継承計画が不在?

ボストン・グローブ紙の記事です。米国のNPOの事務局長の多くは、団塊世代ですでに60代半ばを越えていますが、その大半は、まだ後継者への明確な移管計画を策定していないとのこと。NPOの多くが、事務局長の個人的な人間関係や信頼、知識、手腕に依存しているため、なかなか適当な後継者を見つけ出せないという問題がある反面、次世代のNPO関係者は、団塊世代と異なり、ITスキルも高く、非営利関連の学位を持っている優秀な人材が育っており、きちんとした後継者移管計画を策定すれば問題は無いのでは?という意見も出されています。団塊世代のインスティチューショナル・メモリー(組織ノウハウ?)を保持するために、団塊世代が引退後もコンサルタントという形で残るというオプションも提案されています。また、団塊世代が引退しないために、結果的に優秀な人材がNPOから流出してしまうという問題も指摘されています。 続きを読む

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リバプール社会的価値憲章制定

英国リバプールの社会的起業ネットワークが、リバプール市議会と市長の全面的なバックアップを得て、リバプール社会的価値憲章を制定しました。メッセージは、「あと10%多くの社会的価値」。地方自治体、企業、非営利団体、市民が、リバプールのコミュニティを豊かにし、環境に優しく、そしてより公平で倫理的なものにするための行動原則を定めたものです。行動原則は以下の通りです。 続きを読む

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国際的な非営利組織ディレクトリ・プロジェクト立ち上げ

.org、.ngo、.ongというNGOや非営利組織向けのドメイン・アカウントを提供しているyour public registryが、OnGoodというウェブサイトを立ち上げました。ここに登録すると、専用のウェブページが提供され、ウェブサイトを通じたオンライン寄附の受け入れも可能とのこと。立ち上がったばかりで何とも評価できませんが、これが本格化すると世界中のNGOや非営利組織のディレクトリになる可能性があります。また、ここに登録すると、ファンドレイジングなどについてのウェビナーにも参加できるとのこと。今後の展開が要注目ですね。

http://globalngo.org

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G8社会的インパクト投資タスクフォース報告書刊行!

今までもご紹介してきたG8社会的インパクト投資タスクフォースが1年の作業を経て、ついに報告書を発表しました。G8各国の社会的投資の現状を把握し、主要先進諸国においてこれから社会的インパクト投資を発展させていくためには何が求められるのか。今後の社会的インパクト投資の発展の鍵を握る重要な報告書だと思います。もちろん、日本の報告書も入っています。詳しくは以下をご覧ください。

http://www.socialimpactinvestment.org

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社会的投資市場形成に向けたロードマップ

しばらくご無沙汰していて申し訳ありませんでした。この間の仕事の一つとして、社会的投資促進フォーラムに参加し、一メンバーとして社会的投資市場ロードマップの策定に関わっていました。このロードマップ、出版費用をシューティング・スターを通じて調達しようとしています。社会的投資市場についてご関心をお持ちの方、ぜひ以下のサイトをご覧ください。ご協力よろしくお願いします。

http://shootingstar.jp/projects/1194

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ゴールドマンサックスが世銀と女性企業家支援を開始

ゴールドマンサックスが、「10,000人の女性支援」プロジェクトの一環として、世界銀行とパートナーシップを組み、女性企業家金融支援プログラムを開始しました。対象は、開発途上国の女性がオーナーの中小企業。世銀グループのIFCと組、総額6億ドル規模の資本調達を目指すとのことです。 続きを読む

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Responsible Industryプロジェクト

Responsibility(責任)は、現代のソーシャル・セクターのキーワードの一つです。企業の社会的責任(CSR: Corporate Social Responsibility)も、社会的責任投資 (SRI: Socially Responsible Investing)も、共に「責任」を主題にしています。 続きを読む

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マッカーサー財団が今年の「創造的で効果的なNPO大賞」を発表

マッカーサー財団はシカゴに本拠を持つ米国有数の大型財団の一つです。安全保障や科学技術など多様な分野に支援をしていますが、この財団の看板プログラムは通称「マッカーサー天才フェロー」とも呼ばれる個人向けのフェローシップ。分野や活動を問わず、まさに「天才」と呼ばれる才能を持った人達を選定し、5年で62万5千ドル(日本円約6,250万円)を何の条件もなしに与えると言うすごいプログラムです。このプログラムが発表される際には毎年、米国主要紙が「今年の天才フェロー受賞者は。。。」と報道するほど有名です。 続きを読む

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オープン・データ・デイ2014でハッカソン開催

ソーシャルな目的のためにテクノロジーを使う。このためにコミュニティの課題を設定し、アプリ作成者やテクノロジー関係者が参加してアイディアを出し合う。これがソーシャルを志向したハッカソンです。ハッカソンは、シリコンバレーだけでなく、現在、世界各地で開催されています。 続きを読む

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開発協力におけるベンチャー・フィランソロピー

OECDのnetFWD(開発協力に従事する助成財団ネットワーク)が、ロックフェラー財団と共同で「開発協力におけるベンチャー・フィランソロピーの役割:より大きなインパクト追求のためのダイナミックス、課題そして教訓」という報告書を2月25日に公開するとのことです。 続きを読む

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