投稿者「pha84025」のアーカイブ

AIR:芸術起業家時代の新たなアートサポートの試み

村上隆の「芸術起業論」のおかげで、日本でもアート活動にビジネスの視点を取り入れるという議論が活発になってきました。すべてのアーチストが、村上隆のように作品が億単位で売買されるようになる必要はないと思いますが、やはりアーチストも生きていく以上は、稼がなければなりません。そして、どうせ稼ぐなら、社会に役立つ稼ぎ方をしたいですよね。 続きを読む

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ArtPlace:アートサポートにおける恊働プラットフォーム

米国のアートサポートで現在発展しつつあるトレンドの一つが、アート・スペースの設立支援。コミュニティにおけるアーチストの活動の拠点となるスペースを設立すれば、それはアーチストの活動支援になるだけではなく、コミュニティの活性化にもつながります。日本でもバブルの時代に、自治体が「箱もの」文化施設を乱造し、バブル崩壊後に見事に破綻しましたが(一体、現在の稼働率はどうなっていて、また債務総額はどの程度なんでしょう?)、米国の場合は、民間財団主導で、しかもアーチストとコミュニティの意見を出来る限り取り入れているので大丈夫。 続きを読む

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ソーシャル・アウトソーシング:SamaSourceが切り開く新たな途上国支援の形

ハーバード社会企業大会のプログラムを見ていたら、ソーシャル・アウトソーシング(社会的責任アウトソーシングとも言うようです)というコンセプトを見つけました。どうやら、グローバル企業がアウトソースしている事業を、開発途上国における貧困支援や女性のエンパワーメントに活用しようと言う試みのようです。 続きを読む

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営利か非営利か、それが問題だ。。。

社会的企業を通じたソーシャル・インパクトを目指す人にとって、組織形態を非営利とするか、営利とするかは、最初の大きな課題になります。前回紹介したHBRのサイトで、Embraceという幼児向けのプログラムを立ち上げた起業家が、この問題を取り上げていて面白いので紹介します。 続きを読む

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社会的インパクトのスケールアップ:HBRの新企画

しばらくインターネットを見ない日が続いていた間に、ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)が、NPO専門コンサルティングの老舗であるブリッジスパン・グループとオミディヤ・ネットワークと組んで、「社会的インパクトのスケールアップ」という企画を立ち上げていました。1月から3ヶ月間、スケールアップをテーマに、ブログで様々な有識者の意見を募ろうというものです。さて、どんな議論が展開されることでしょうか。詳しくは、以下のサイトをご覧下さい。

http://hbr.org/special-collections/insight/scaling-social-impact

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民主主義を修復する?:マッカーサー財団の新イニシャチブ

米国の民主主義が機能不全に陥りつつあります。上院を民主党が、下院を共和党が握って、ねじれ状態にある議会は,上院のフィルバスターもあってなかなか意志決定が出来ず、しかも、共和党の度重なる「財政の崖」瀬戸際政策は政府機能を停止させる恐れがあり、経済にも影響を及ぼしつつあります。さらに、前回の選挙では、マイノリティの投票を妨害しようという動きもありました。 続きを読む

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Challenge Post:イノベーションのためのアイディアを発掘する

ソーシャル・イノベーションの基本は、オリジナルのアイディア。それは、社会を変える技術かもしれませんし、あるいは全く新しい発想に基づくソーシャル・ビジネス・モデルや組織モデルであるかもしれません。とにかく、こういうアイディアをいかに発掘し、これを社会的にシステム化していくか、がソーシャル・イノベーションを追求する公的機関や財団の重要な課題となります。 続きを読む

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アジアにおけるフィランソロピーの発展

前回のコラムで、米国のフィランソロピー文化と産業について触れました。こういう話をすると、大体の日本人は、「それ、アメリカだけの話じゃないの?」という反応をします。でも、実は、同様の動きは、アジアでも起きているのです。 続きを読む

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X世代/ミレニアム世代のフィランソロピー

グラント・クラフトが面白いレポートを発表しました。その名も「次世代のドナー:フィランソロピーの未来を作る」です。現在、20歳から40歳までの「フィランソロピスト」を対象にインタビュー調査をし、彼らの寄附行動を分析したもの。これらの世代は、上の世代に比べて、(1)受け身ではなく、より積極的に様々な課題にコミットしようとする、(2)フィランソロピー産業を所与のものとし、コンサルティングなどを積極的に活用する、(3)情報収集の方法として、ソーシャル・メディアを活用した同世代のネットワークを重視する、等々です。 続きを読む

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