フィランソロピー」カテゴリーアーカイブ

AIR:芸術起業家時代の新たなアートサポートの試み

村上隆の「芸術起業論」のおかげで、日本でもアート活動にビジネスの視点を取り入れるという議論が活発になってきました。すべてのアーチストが、村上隆のように作品が億単位で売買されるようになる必要はないと思いますが、やはりアーチストも生きていく以上は、稼がなければなりません。そして、どうせ稼ぐなら、社会に役立つ稼ぎ方をしたいですよね。 続きを読む

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ArtPlace:アートサポートにおける恊働プラットフォーム

米国のアートサポートで現在発展しつつあるトレンドの一つが、アート・スペースの設立支援。コミュニティにおけるアーチストの活動の拠点となるスペースを設立すれば、それはアーチストの活動支援になるだけではなく、コミュニティの活性化にもつながります。日本でもバブルの時代に、自治体が「箱もの」文化施設を乱造し、バブル崩壊後に見事に破綻しましたが(一体、現在の稼働率はどうなっていて、また債務総額はどの程度なんでしょう?)、米国の場合は、民間財団主導で、しかもアーチストとコミュニティの意見を出来る限り取り入れているので大丈夫。 続きを読む

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民主主義を修復する?:マッカーサー財団の新イニシャチブ

米国の民主主義が機能不全に陥りつつあります。上院を民主党が、下院を共和党が握って、ねじれ状態にある議会は,上院のフィルバスターもあってなかなか意志決定が出来ず、しかも、共和党の度重なる「財政の崖」瀬戸際政策は政府機能を停止させる恐れがあり、経済にも影響を及ぼしつつあります。さらに、前回の選挙では、マイノリティの投票を妨害しようという動きもありました。 続きを読む

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アジアにおけるフィランソロピーの発展

前回のコラムで、米国のフィランソロピー文化と産業について触れました。こういう話をすると、大体の日本人は、「それ、アメリカだけの話じゃないの?」という反応をします。でも、実は、同様の動きは、アジアでも起きているのです。 続きを読む

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ボストン・カタリスト基金の実験

ノンプロフィット・ファイナンス基金がボストン財団や他のコミュニティ・ファイナンシャル機関と2010年に立ち上げたボストン・カタリスト基金は、NPOの協働を促進するために、コンサルティング・サポートと資金支援を行うというユニークな試みです。 続きを読む

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Creative Capital:アート界のヴェンチャー・フィランソロピー

ヴェンチャー・フィランソロピーの波が、アート・サポートの世界にも広がっています。従来のアート・サポートと言えば、フェローシップを1年間与えるとか、プロジェクトの資金を出すという程度。これでは、サポートが終わればそれで終わりです。でも、アーチストはその後も生活し、活動を継続しなければなりません。 続きを読む

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助成財団の戦略形成

Strategic Learningのような戦略と評価をリアルタイムにリンクさせようという試みは、現在のアメリカで実験的に試みられているものです。コミュニティレベルで、比較的、ステイクホルダー間の合意が得やすいケースには適合的ですが、開発協力のように、規模が大きく、また様々な利害が錯綜する分野では、適用が難しいというのが実態でしょう。こういう分野では、やはり、最低でも3〜5年の中期的な視野に立って、リサーチ〜目標設定〜戦略形成〜評価というプロジェクトサイクルに基づいて事業を着実に実施するという伝統的なスタイルが合っていると思われます。 続きを読む

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グランティーの視点から見た財団評価:Center for Effective PhilanthropyのGrantee Perception Report

評価の話題をもう一つ。米国の助成財団の多くは、プログラム評価やプロジェクト評価を導入しています。しかし、多くの評価は、財団側から一方的に見たグランティーの評価。しかし、これでは、グランティー側の視点が欠落しており、プログラムの真の改善にはつながりません。 続きを読む

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Funding Exchange:オルターナティブ基金の全米ネットワーク

先日紹介したブレッド&ローズ・コミュニティ基金のような参加型手法を取り入れつつ、社会変革実現のために活動しているコミュニティ基金を、米国ではオルターナティブ・フィランソロピーと呼んでいます。伝統的なフィランソロピーが、どちらかというとエスタブリッシュメントの富裕層による上からの変革(いわゆるプログレッシブ)を目指すのに対し、オルターナティブ・フィランソロピーは、コミュニティに根ざしたアクティビスト達による社会変革を目指す点が異なると言えるでしょうか。 続きを読む

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