NPO」カテゴリーアーカイブ

インパクト・ソーシングの波が米国に逆輸入!

かなり以前ですが、「インパクト・ソーシング」というコンセプトを紹介したことがあります。これは、IT産業などでソフトの開発をするときなど、コーディングの一部を開発途上国にアウト・ソーシングすることで、開発途上国の若者の雇用支援や教育支援を行おうというもの。米国のNPOが中間支援団体として入り、米国の大手IT企業と交渉しながら、作業の中の比較的簡単な部分を開発途上国のNPOに回し、開発途上国側では若者を訓練して、その仕事を通じて雇用します。採用された若者には、大学進学のための奨学金なども支給されるというシステムです。Digital Jobs AfricaやSama Groupなどが有名です。 続きを読む

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コレクティブ・インパクト・フォーラム

「世界を変える偉大なNPO」で日本でも普及しつつある「コレクティブ・インパクト」アプローチ。今更説明する必要もありませんが、これは「触媒型フィランソロピー」とセットになる考え方、セクターを越えた様々なアクターが、共通の目標と評価測定基準を設定し、基幹団体(Backbone organization)の調整に基づいて、コミュニティの変革を目指すという手法です。 続きを読む

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NPOのデータ活用法

ビッグデータが社会を根本的に変えようとしている中、NPOはデータとどう向かい合うべきでしょうか。大企業や政府主導で進んでいて、所詮、NPOは関わる世界ではない、という反応もありえますが、今の時代、データへの意識を持たずに組織の存続は不可能。では、どこから始めれば良いか・・・をとてもわかりやすくまとめた記事がスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューに掲載されたので紹介しておきます。 続きを読む

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NPO人材育成のための高等教育カリキュラム

日本でもNPO法が施行されてもうすぐ20年になります。日本のNPOもいわば「成人」に達しようとしています。この間、NPOの数も拡大し、市場も拡大しました。また経営も高度化しています。これに伴って、当然、NPOを担う人材育成も高度化する必要があります。 続きを読む

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ビッグデータ活用マッピングが飢餓との戦いを革新する。

日本でも、子どもの貧困の問題が大きく取り上げられています。相対的貧困率が16%と言うことは、教室の子どもの6人に一人が相対的貧困状態にあると言うこと。給食だけが主要な栄養源となっているという悲惨な状況が拡大しつつあります。 続きを読む

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ウォールマート財団の活動にNPOが異議申し立て

ワシントン・ポスト紙の報道によると、米国の複数のNPOがウォールマート財団の活動が米国の内国歳入庁が定める501C(3)の免税ステイタスに違反しているのではないかという申し立てがなされたと言うことです。 続きを読む

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ファンドレイジングの危険性

英国のガーディアン紙が、ファンドレイジングの危険性について警鐘を鳴らす記事を掲載しました。記事によると、ポピーの造花を作って成功した老女が、チャリティ団体からの執拗なファンドレイジング勧誘攻撃のために精神的に追い詰められて自殺したとのこと。これを知った多くの英国民が、ファンドレイジングの自主規制団体であるファンドレイジング基準委員会(FRSB)にクレームを出し、FRSBは対策に乗り出したということのようです。 続きを読む

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新たなエクセレントNPO認証システムが米国に登場

米国のStandard for Excellence InstituteがNPO向けの新たな認証システムを立ち上げました。米国の場合、NPOについては、ガイドスターやワイズギビングのようなNPOのレーティングシステムが発達しており、オンライン寄附やドナーアドバイズドファンドで寄附したいと思っている人たちは、まずこのサイトをチェックして、財務状況や事業実施能力、コンプライアンスなどをチェックします。その意味では、NPOの認証システムは既に米国で十分発達していて、新たな認証システムなど必要ないのでは?と思われるかもしれませんが、今回の認証システムは、「倫理と説明責任」に焦点を絞り、しかも専門的な訓練を受けた認証者がチェックすることで、認証の信頼性を高めている点に特色があります。この点は、IRSの公開情報とウェブ情報だけに依存する既存のレーティングシステムと一線を画していると言えるでしょう。 続きを読む

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DataKind:データ科学者のプロボノサービスが世界を変える

米国のDataKindは、データ科学者がプロボノサービスで様々な社会課題に取り組むのを支援する団体です。ニューヨークに本拠を置き、バンガロー、ダブリン、サンフランシスコ、シンガポール、英国、ワシントンDCに支部を持ち、グローバルに活動しています。 続きを読む

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