ソーシャル・ファイナンス」カテゴリーアーカイブ

Good Investor:社会的インパクト投資を検討している投資家のためのガイド

英国は、社会的インパクト債券を立ち上げ、またビッグ・ソサエティ基金を創設して非営利・社会的企業セクターへの新たな資金調達メカニズムを開始するなど、社会的インパクト投資を積極的に推進しています。その推進団体の一つ、Investing for Goodが、社会的インパクト投資を検討している投資家のためのガイドブックThe Good Investorをオンライン上で公開しました。 続きを読む

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オックスフォード大学が社会的インパクト投資の新プログラムを立ち上げ

オックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールと言えば、スコール社会企業会議を開催し、国際的な社会企業研究の中心ですが、新たにインパクト投資に関するプログラムを立ち上げるようです。4月13日から16日まで4日半のプログラムで、実務家・研究者向けに社会的インパクト投資に関する政策、理論及び実務を、財団や投資会社、コンサルティング会社、シンクタンクの実務家やシニア・エグゼクティブ向けにレクチャーするとのこと。参加費5000ポンドでは、個人の参加は無理ですが、今後、社会的インパクト投資が拡大するにつれて、規模は大きくなっていくでしょう。これからの展開が期待されます。

http://www.sbs.ox.ac.uk/execed/finance/impactinvesting/Pages/impactinvesting.aspx

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ソーシャル・バンキング:金融から世界を変える

このコラムでも、たびたび取り上げていますが、ソーシャル・インパクトを追求する上で、金融が果たす役割は大変重要です。どんなにアイディアやスキルがあっても、資金がなければ活動はできません。この点については、日本でもソーシャル・ファイナンス、NPOバンク、マイクロ・ファイナンス、社会的インパクト投資などが議論されていますし、最近は、ファイナンシャル・インクルージョン(金融を通じた社会的包摂?)というコンセプトも登場しています。 続きを読む

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Instiglio:社会的インパクト債券を開発途上国に適用する

エコノミストの記事で紹介されていたInstiglioは、まだスタートアップの段階ですが、社会的インパクト債券モデルを開発途上国に適用すべく様々なアイディアを提案しています。具体例は以下の通りです。 続きを読む

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社会的インパクト債券はさらに拡大する。

エコノミストが、社会的インパクト債券についての記事を掲載しました。タイトルは「商売と良心:公的サービスをファイナンスする新しい方法がモメンタムを獲得している」。この記事で、社会的インパクト債券に対する一般投資家の関心は更に高まりそうです。 続きを読む

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E- Health Point:インド発持続可能な保健医療モデル

開発途上地域における保健医療サービスの提供は重要な課題です。例えば、安全な飲料水を提供するだけで、保健の水準が飛躍的に向上するのみならず、水くみのために多くの時間を取られる若い女性達の就学率や生産性が向上します。また、早期の予防治療も医療コストを引き下げます。問題は、このような先進国では当たり前になっている保健医療サービスをいかに開発途上国において持続可能な形で提供することが出来るか、にあります。ここに、社会企業モデルが新たな事業分野を開拓できる可能性があります。 続きを読む

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マイクロ・ファイナンスは万能か?

マイクロ・ファイナンスは、貧困削減のための重要なツールとして、近年、急速に拡大しています。しかし、この発展は商業銀行の参入を招き、貸出レートのつり上げや過剰融資によるバブルなどの問題も引き起こしています。そもそも、需要が十分でない貧困コミュニティにマイクロ・エンタープライズが乱立しても共倒れする可能性が高いというのが現状です。 続きを読む

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Impact at Scale:社会的インパクト投資の拡大に向けたハーバード大学の政策提言

ハーバード大学社会的責任投資イニシャチブがロックフェラー財団の支援を得て行ってきた社会的インパクト投資の拡大に向けた研究プロジェクトの成果が、「Impact at Scale」という政策提言報告書の形で公開されました。 続きを読む

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番外編:アベノミクスがソーシャル・イノベーションを加速する(かもしれない、してほしい、させていこう!)

少し、このコラムの趣旨とは異なりますが、先週、ワシントンDCのピーターソン国際経済研究所が濱田宏一イェール大学名誉教授と伊藤元重東大教授を招いて開催したセミナー「アベノミクスの経済学」(SPF-USA共催)に出席したので、感想を少々。 続きを読む

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ArtPlace:アートサポートにおける恊働プラットフォーム

米国のアートサポートで現在発展しつつあるトレンドの一つが、アート・スペースの設立支援。コミュニティにおけるアーチストの活動の拠点となるスペースを設立すれば、それはアーチストの活動支援になるだけではなく、コミュニティの活性化にもつながります。日本でもバブルの時代に、自治体が「箱もの」文化施設を乱造し、バブル崩壊後に見事に破綻しましたが(一体、現在の稼働率はどうなっていて、また債務総額はどの程度なんでしょう?)、米国の場合は、民間財団主導で、しかもアーチストとコミュニティの意見を出来る限り取り入れているので大丈夫。 続きを読む

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