「開発インパクト債(DIB)」パイロット事業の初年度報告

先進国で注目を集めている「社会的インパクト債」。基本は、成果報酬型グラントで、資金を民間投資家から募集するというものですが、同様の試みが開発協力の世界でも「開発インパクト債(DIB: Development Impact Bond)」として進められています。この第一号案件の初年度報告が発表されましたので、共有しておきます。 続きを読む

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成果志向型システムの功罪

1980年代以降、英国、米国、NZ、オーストラリアなどで導入されたニューパブリック・マネジメントは、成果志向を全面的に打ち出し、様々な行政改革を行いました。その一つが「成果志向契約(Contracting for outcomes)」。行政が、業務委託契約や調達契約を行う際、事業成果に連動する形で報酬を支払うというシステムです。これは、その後、成果連動型補助金(Payment by Results)へと拡大しました。現在、日本でも注目を集めている「社会的インパクト債(Social Impact Bond)」も、この手法の一つです。 続きを読む

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休眠「ポイント」活用を通じたファンドレイジングの新たな形

日本でも、銀行口座に眠る「休眠預金」の活用が議論されています。数百億円規模の資金をソーシャル・セクターが利用できるようになるため注目が集まっています。しかし、考えてみると、眠っている資産は他にもあります。例えば、クレジットカードのポイント。毎年、膨大なポイントが使用されずに無効となっています。これを何とか活用できないでしょうか。 続きを読む

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エビデンス重視政策を機能させるための包摂的アプローチ

先進諸国の社会政策において、エビデンス重視政策が注目を集めています。英国では、What Works Centerが設立され、政府がエビデンス重視政策の推進を進めています。米国でも、今後、数年かけてエビデンス重視政策という観点から連邦政府の政策レビューを行う法案が成立しました。 続きを読む

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オープン・フィランソロピー・プロジェクトの挑戦

フィランソロピーの世界にも集合的インパクトを志向する動きが強まっています。例えば、米国財団センターの様々なオンライン・プラットフォームは、情報共有とマッピングを通じてフィランソロピー界の協働を促進しようとしています。しかし、情報提供だけではなかなか協働にまで結びつけることは出来ません。さらに一歩踏み込んだ仕掛けが必要です。 続きを読む

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米国で第7回グローバル起業家サミットが開催される

先日、米国で第7回グローバル起業家サミットが開催され、成功裏に幕を閉じました。6月22日から3日間にわたり、シリコン・バレーで開催されたサミットでは、オバマ大統領が演説し、フェイスブックのザッカーバーグ氏と対話したほか、世界中の起業家リーダーが集まって、様々なパネルやワークショップを行いました。 続きを読む

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ユース・フィランソロピーに関する情報リソース開設

世界中で、若者による寄付やボランティアの動きが拡大しています。大学や学校で寄付教育の一環として開始されたプログラムもあれば、若者達が自分たちで何かしたいと自発的に立ち上げたプログラムもあります。 続きを読む

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ソーシャル・イノベーションをマインドフルネスで加速させる

ウェストコーストのベンチャー企業CEOは、厳しいビジネス競争を生き残るため、ストレス・コントロールと創造性発展を目的とした瞑想やヨガに励みます。その中でも、影響力を持つのがマインドフルネスという手法。これを、本格的にソーシャル・イノベーションに導入しようというプロジェクトが立ち上がっています。 続きを読む

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米国の大型ベンチャー・フィランソロピー財団

米国のDraper Richards Kaplan財団が、第三期のベンチャー・フィランソロピー支援募集を開始しました。総額6500万ドル(約65億円)、米国を拠点にグローバルな活動を展開する非営利社会的企業に対し、3年間で30万ドルのグラントを出す予定です。同財団は2002年に1400万ドル、2011年に3200万ドルの資金提供を行っており、こうした実績を踏まえ、第三期は助成額を倍増させました。成果が期待されます。 続きを読む

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集合的インパクト成功の秘訣:同性婚権利獲得運動の事例から

日本でも集合的インパクトに関心が集まっています。セクターを超えた多様な組織が、目標と評価基準を共有してインパクト達成を目指すこの手法、FSGが定式化して国際フォーラムも立ち上がっていますが、その形態は多様です。アドボカシー活動も加えると、その範囲はさらに広がります。 続きを読む

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