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クラウド・ファンディングの光と影:ボストン・マラソン爆破テロ支援の教訓

NBCニュースの報道によると、クラウド・ファンディング・プラットフォームを通じて集められたボストン・マラソン爆破テロの被害者に対する支援額が、200万ドルを超えたとのことです。わずか1週間あまりの間に日本円で2億円近い資金が集められたことは、クラウド・ファンディングのパワーを実感できるエピソードではあるのですが、NBCニュースは、クラウド・ファンディングの危うさも同時に報道していて色々考えさせられます。 続きを読む

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社会的インパクト債券はさらに拡大する。

エコノミストが、社会的インパクト債券についての記事を掲載しました。タイトルは「商売と良心:公的サービスをファイナンスする新しい方法がモメンタムを獲得している」。この記事で、社会的インパクト債券に対する一般投資家の関心は更に高まりそうです。 続きを読む

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マイクロ・ファイナンスは万能か?

マイクロ・ファイナンスは、貧困削減のための重要なツールとして、近年、急速に拡大しています。しかし、この発展は商業銀行の参入を招き、貸出レートのつり上げや過剰融資によるバブルなどの問題も引き起こしています。そもそも、需要が十分でない貧困コミュニティにマイクロ・エンタープライズが乱立しても共倒れする可能性が高いというのが現状です。 続きを読む

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番外編:アベノミクスがソーシャル・イノベーションを加速する(かもしれない、してほしい、させていこう!)

少し、このコラムの趣旨とは異なりますが、先週、ワシントンDCのピーターソン国際経済研究所が濱田宏一イェール大学名誉教授と伊藤元重東大教授を招いて開催したセミナー「アベノミクスの経済学」(SPF-USA共催)に出席したので、感想を少々。 続きを読む

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営利か非営利か、それが問題だ。。。

社会的企業を通じたソーシャル・インパクトを目指す人にとって、組織形態を非営利とするか、営利とするかは、最初の大きな課題になります。前回紹介したHBRのサイトで、Embraceという幼児向けのプログラムを立ち上げた起業家が、この問題を取り上げていて面白いので紹介します。 続きを読む

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イノベーション時代の資質:IQだけでなくPQ、CQを!

「フラット化する世界」、「グリーン革命」、「かつての超大国アメリカ」などの著作で、現在の国際社会やアメリカの変化を明晰に分析し続けるトーマス・フリードマンが、最近のNYタイムズのコラムで面白い議論を展開しているので紹介しておきます。 続きを読む

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ソーシャルイノベーションは世界を救わない!?

ギャップ・イヤーの創設者の一人、ロビン・ペンドレイの、アショカ・ブログ掲載記事が話題を呼んでいます。タイトルは、「ソーシャル・イノベーションは世界を救わない」。なかなか刺激的なタイトルですが、記事を読むと、なるほどと納得させられます。 続きを読む

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Ultra High Net Worth (UHNW) Individual向けビジネスとしてのフィランソロピー

フィランソロピーというと、伝統的なイメージとしては、お金持ちが、社会的問題の解決のために寄付金を出す、というものが一般的です。しかし、現代社会では、お金持ちの規模が大きくなりました。これに伴い、フィランソロピーも、これら富裕層の資産運用戦略の一環として捉えられるようになります。 続きを読む

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ビル・ゲーツの「創造的資本主義」論

2008年、ビル・ゲーツはマイクロソフト経営から手を引き、ゲーツ財団の活動に専念することを発表します。そして、ダボス会議で「創造的資本主義」を提案します。それは、「市場メカニズムを通じて、営利企業の利益追求原則がより貧困層に資する活動に向かうようなシステムを設計する」というものです。それは、政府、ビジネス、そして非営利団体が協働して、市場を拡大し、より多くの層が利益を得、かつ世界の不平等を緩和しようという試みです。 続きを読む

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