ビッグデータによるソーシャルイノベーションが世界中で進行中です。消費者行動から、寄附、あるいあ災害や紛争時の情報共有に至るまで、生活のあらゆる分野でデータ革命が進められています。しかし、その多くは、巨額の予算と権限を持つ政府と少数の企業がコントロールしています。このような社会の変化の中で、市民社会はどのように対応すべきでしょうか。 続きを読む
Share Meby「トピック」タグアーカイブ
ニューヨーク初の社会的インパクト債は失敗!
ウォールマート財団の活動にNPOが異議申し立て
フォード財団がNPOのキャパシティ・ビルディングを強化
ファンドレイジングの危険性
新たなエクセレントNPO認証システムが米国に登場
米国のStandard for Excellence InstituteがNPO向けの新たな認証システムを立ち上げました。米国の場合、NPOについては、ガイドスターやワイズギビングのようなNPOのレーティングシステムが発達しており、オンライン寄附やドナーアドバイズドファンドで寄附したいと思っている人たちは、まずこのサイトをチェックして、財務状況や事業実施能力、コンプライアンスなどをチェックします。その意味では、NPOの認証システムは既に米国で十分発達していて、新たな認証システムなど必要ないのでは?と思われるかもしれませんが、今回の認証システムは、「倫理と説明責任」に焦点を絞り、しかも専門的な訓練を受けた認証者がチェックすることで、認証の信頼性を高めている点に特色があります。この点は、IRSの公開情報とウェブ情報だけに依存する既存のレーティングシステムと一線を画していると言えるでしょう。 続きを読む
Share Meby米国フィランソロピーの規制強化を巡る議論
米国NPOの大半はリーダー継承計画が不在?
ボストン・グローブ紙の記事です。米国のNPOの事務局長の多くは、団塊世代ですでに60代半ばを越えていますが、その大半は、まだ後継者への明確な移管計画を策定していないとのこと。NPOの多くが、事務局長の個人的な人間関係や信頼、知識、手腕に依存しているため、なかなか適当な後継者を見つけ出せないという問題がある反面、次世代のNPO関係者は、団塊世代と異なり、ITスキルも高く、非営利関連の学位を持っている優秀な人材が育っており、きちんとした後継者移管計画を策定すれば問題は無いのでは?という意見も出されています。団塊世代のインスティチューショナル・メモリー(組織ノウハウ?)を保持するために、団塊世代が引退後もコンサルタントという形で残るというオプションも提案されています。また、団塊世代が引退しないために、結果的に優秀な人材がNPOから流出してしまうという問題も指摘されています。 続きを読む
Share Meby