投稿者「pha84025」のアーカイブ

NFFとジェイムズ・アービン財団がカリフォルニア州成功報酬債券イニシアチブを立ち上げ

成功報酬債券(米国版の社会的インパクト債券)は大々的に喧伝されていますが、カリフォルニア州ではまだ導入されていません。連邦政府の旗振りにもかかわらず、これが普及しないのは、このメカニズムをマネージする専門家が少ないことと、リスクが高いためになかなか民間投資家が参加に踏み切れないためです。ニューヨークのようにブルンバーグ市長が旗を振り、主要財団がバックアップするところでは大手金融機関が参加できますが、これ以外のところではなかなか導入が難しいというのが実情です。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

ビル・ゲイツのメッセージ2014

2009年から毎年メッセージを出しているビル・ゲイツ。今年のメッセージは、「貧困層の進歩を阻む3つの神話」というタイトルの下、ビデオや写真を織り交ぜ、読者参加型アンケートも加えたインタラクティブなスタイルの興味深いメッセージになりました。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

Making All Voices Count:市民と政府の対話をイノベーションによって促進する

開発援助において最も重要なことは、政府間開発援助の成果がきちんと市民に届けられること。腐敗した政府が中間搾取をしたり、賄賂を取ったり、開発援助の成果を一部の特権階級で独占すれば、開発援助はインパクトを持ちません。他方、政府開発援助という枠組みで、このような政府のガバナンスを高めることには限界があります。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

Be The Change:グローバル・キャンペーンのための新たなプラットフォーム

CIVICUSがグローバル・キャンペーンのための新たなプラットフォームを立ち上げました。コンセプトはとてもシンプル。Be The Changeというウェブサイトに行き、自分たちが行いたいグローバル・キャンペーンの情報を掲載するだけです。多言語対応で検索機能付。キャンペーンに対する国際的な支援を受けたいときの強力なツールになりそうですね。日本の団体も利用できると思います。

http://www.youcanbethechange.com

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

NPO広報にローカル・メディアを活用する

About.ComがNPO広報におけるローカル・メディアの活用についての記事を掲載しました。ソーシャル・メディアの時代になぜローカル・メディア?と思われるかも知れませんが、コミュニティをベースにした活動をしているNPOであれば、不特定多数をターゲットにする全国メディアやソーシャル・ネットワークよりも、顔が見えて、ステークホルダーに確実に情報を届けることが出来る地元誌やコミュニティ誌、あるいはCATVやラジオの活用は必須ですね。良いポイントを突いた記事だと思います。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

オープン・ソサエティ財団の集合的インパクト・アプローチ

資産家のソロス氏が立ち上げたオープン・ソサエティ財団は、社会正義や経済的公平に焦点をあてたユニークな取り組みが特徴です。同財団が2013年に立ち上げたオープン・スペース・イニシャチブはその最新のモデルになりそうです。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

金融包摂グローバル・フォーラム2020の報告書発表

昨年、アクシオンの金融包摂センターが中心になって開催した金融包摂グローバル・フォーラム2020の報告書がアップされました。マイクロ・ファイナンスを中心に進められている金融包摂ですが、急速な産業の発展は、これに伴う様々な課題も浮上しています。これらの論点を取りまとめ、グローバル・プレーヤーが一堂に会したフォーラムの議論の概要を知る上で貴重な資料です。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

ブリティッシュ・カウンシルの東アジア社会企業家育成プログラム

ブリティッシュ・カウンシルは、もともと英国文化の紹介と英語教育を行う政府機関でしたが、先日もご紹介したとおり、近年はグローバル社会企業家プログラムに取り組んでいます。理由は単純です。英国が、世界に誇るものの一つが社会企業家の育成であり、これが英国のコア・コンピータンスであれば、それを使って海外支援を行うことは、結局、英国の良さを知ってもらい、英国の理解を深めてもらうことにつながるからです。さらに言えば、こうした社会企業家のグローバルネットワークを形成することは、今後の英国の国際活動にとっても大きなメリットになります。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

CGAPが金融包摂に関する最新データを発表

CGAP(The Consultative Group to Assist the Poor)が、金融包摂に関する調査結果を発表しました。これによると、現在世界の成人の半数に当たる25億人が、金融サービスを受けることが出来ないという状況の中、2012年には金融包摂に対して290億ドルのコミットメントがなされたとのこと。民間資金の伸び率が2パーセントであるのに対し、公的資金は16パーセントと大きな伸びを見せています。また資金の中心はデットで、エクイティや保証はあまり大きな伸びを見せていません。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather

IIXがインパクト・フォーラム2014を開催

この情報ボックスでもたびたび紹介しているIIX Asia (Impact Investing Exchange Asia)が、今年の6月12日から13日までシンガポールでインパクト・フォーラム2014を開催します。テーマは、「ニッチからマスへ」。「メインストリーム」という使い古された言葉ではなく、あえて「マス(大衆)」という言葉を使っているところに、IIXの独自さを感じさせます。 続きを読む

Share MeFacebooktwitterlinkedinmailby feather