社会的インパクト評価」カテゴリーアーカイブ

社会的インパクト債の評価指標

社会的インパクト債を運営する上で最大の問題となるのは、成果をどのように貨幣換算するかです。これにより、投資リターンの有無が決定されるわけですし、何よりも、社会的インパクト債導入の成果指標となるわけですから、この決定には、まさにマルチステイク・ホルダーのアプローチが必要となります。 続きを読む

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社会的インパクト投資は経済的リターンを犠牲にするか?

社会的インパクト投資に対する批判の一つに、インパクト投資家が経済的利益を追求する結果として、投資先団体の社会的ミッションが損なわれ、利潤追求に走るのではないか、というものがあります。ペンシルヴァニア大学ウォートン・ビジネス・スクールの社会的インパクトイニシアチブが発表した「大いなる期待:インパクト投資におけるミッション保持とファイナンシャル・パフォーマンス」という報告書が、この議論に実証研究を通じて取り組んでいて興味深いので紹介しておきます。 続きを読む

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集合的インパクトの新展開

この情報ボックスでも何度も取り上げている集合的インパクト(CI: Collective Impact)。説明するまでもなく、FSGのマーク・クレマーがスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー(SSIR)で提案した考え方で、様々なステイクホルダーが共通の評価指標に基づいて最大限のインパクトを発揮するという枠組みで、大きな注目を集めました。 続きを読む

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米国成功報酬債に対して初の評価報告が公表されました

米国会計検査院が、現在、米国で進められている成功報酬債(Pay for Success Bond)に関する初の評価報告を公表しました。日本でも導入が進められようとしている社会的インパクト債。今後を考える上で参考になると思いますので共有しておきます。 続きを読む

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SROI報告作成アプリ登場!

オランダのNoaber財団が中心となり、社会的インパクト投資という概念の創始者の一人(彼自身はBlended Value=混合価値という言葉を使用しているけれども)であるジェド・エマーソンの協力の下、SinzerがSROI報告作成アプリの提供サービスを開始しました。ウェブサイトからサイン・アップし、必要情報を登録するだけで、すぐにSROI報告の作成作業に入ることが出来ます。 続きを読む

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コレクティブ・インパクト・フォーラム

「世界を変える偉大なNPO」で日本でも普及しつつある「コレクティブ・インパクト」アプローチ。今更説明する必要もありませんが、これは「触媒型フィランソロピー」とセットになる考え方、セクターを越えた様々なアクターが、共通の目標と評価測定基準を設定し、基幹団体(Backbone organization)の調整に基づいて、コミュニティの変革を目指すという手法です。 続きを読む

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社会的インパクト投資と評価の関係を考える

ジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所の同僚で、社会的インパクト投資の専門コンサルティング会社をニューヨークで立ち上げたウィリアム・バーカートが、クロニクル・オブ・フィランソロピー誌に「民間インパクト投資が社会変革を行っているかどうかを証明する必要がある」というタイトルの論説を寄稿しました。なかなか説得力があるので、紹介しておきます。 続きを読む

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社会的企業の社会的インパクト測定の分析

新たなソーシャルセクターの担い手として注目を集める社会的企業ですが、やはり彼らの活動の成否の鍵を握るのは、社会的インパクト測定。日本では、SROIが有名ですが、海外を見渡せば、社会的インパクト測定手法は様々なものが開発されています。 続きを読む

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社会的価値の7原則

日本でもSROIが知られるようになり、また社会的投資への関心が高まってきました。この基礎となるのが「経済的価値」ではない「社会的価値(ソーシャル・バリュー)」をどう評価するか、という問題です。経済中心から社会・コミュニティ中心へとシステムを変えていく上で中心となるのがこの「社会的価値」という考え方です。 続きを読む

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インパクト「測定」などやめて、「評価」を始めよう!

米国で最も影響力のある非営利コンサルタントの一つ、FSGのブログが、こんな挑戦的な記事を掲載しました。言うまでもなく、「インパクト測定」とは、最近はやりのインパクト投資や成果志向型支援のキーワード。集合インパクトやCSVなどのユニークなアプローチを提案してきたFSGにしては珍しい「正統派」の意見ですが、なかなか読ませます。 続きを読む

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