タグ別アーカイブ: ストラテジー

集合的インパクトを可能にする「共有評価指標(Shared Measurement)」

FSGが推進している「集合的インパクト(Collective Impact)」のコンセプトが国際的な拡がりを見せています。当初、FSGは強力な事務局の存在を前提としたコミュニティ規模の協働を想定していました。しかし、米国から海を越えた英国では、より緩やかなネットワーク志向の「集合的インパクト」の可能性が模索されています。 続きを読む

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米国におけるキャパシティ・ビルディングの発展

NPOのキャパシティ・ビルディング(能力構築)は重要な課題です。米国では、主要財団や中間支援組織が、1970年代よりキャパシティ・ビルディングに取り組んでおり、様々な手法が開発されています。 続きを読む

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大規模NPOのスケールアップの秘訣

米国では、大規模なNPOが社会福祉分野で大きな役割を担っています。ほぼ米国全域にくまなくネットワークを張り巡らすまでに成長した救世軍やセイブ・ザ・チルドレンのような組織は、どのようにしてこのスケールアップに成長したのでしょうか。日本の状況と異なり、彼らは法律で保護されたり政府からの助成金で安定した成長を遂げることが出来たわけではありません。彼らの経験は、おそらく他のNPOのスケールアップ戦略にも参考になるでしょう。 続きを読む

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公益分野でのデジタル技術活用を加速させるプラットフォーム

デジタル技術を公益分野で活用するための様々な試みが始まっています。代表的な例としてはCode for Japanの活動があります。被災者支援やコミュニティ開発などに役立つアプリの開発を行う非営利組織です。また、最近、注目が高まっているFinTechの分野でも、金融包摂を目指した製品・サービスの開発が始まっています。スマートフォンが普及し、安価できめの細かいサービスが双方向で可能となったため、デジタル技術は公益セクターに革命的な変化をもたらすことが期待されます。 続きを読む

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さらに進化を遂げる米国の共同ファンディング枠組み

90年代以降、米国の助成財団は戦略的グラント・メイキングに乗り出し、その手法は国際的な潮流となります。さらに、米国の財団は、インパクトの拡大を求めて、触媒型フィランソロピーや共同ファンディングなど、様々な手法を開発していきます。 続きを読む

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インパクト投資の新たな発展に向けた提案

ハーバード・ビジネス・レビューにブリッジズ・ベンチャーズのブライアン・トレスタッドが寄稿しました。彼は、インパクト投資の先駆者の1人で、現場を長く見ているので説得力のある議論を展開しています。 続きを読む

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市民社会の危機とグローバル・フィランソロピーの対応

80年代末の冷戦の崩壊により、共産圏諸国との壁が開放されたことで、グローバル・フィランソロピーは一気に拡大しました。欧米諸国の助成財団は、こぞって中東欧諸国や中央アジア諸国の民主化や体制移行への支援に参画し、日本もアジアの旧社会主義諸国の支援に官民で取り組みました。90年代初頭には、グローバルな市民社会の形成が熱気を持って語られていました。 続きを読む

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社会的企業のスケールアップ戦略の現状と課題

社会的企業はビジネス・モデルを使って社会的課題の解決を目指します。営利であれ非営利であれ、ビジネス・モデルを使う以上、経営の安定のためにスケールアップが必要となります。なぜなら、スケールアップを通じてマーケットを拡大し、収入基盤を安定させることによって不足の事態から生じるリスクへの抵抗力が増すからです。

ドイツの財団が欧州主要諸国の社会企業を対象に実施した「欧州における社会的インパクトのスケールアップ調査」報告書は、このスケールアップの現状と課題を実証的に分析していて興味深いです。

調査では、まず、スケールアップ戦略として、以下の4つのカテゴリーを提示します。

1)キャパシティ・ビルディング
→組織の基盤強化

2)戦略的拡大
→新たな製品・サービス、顧客、活動範囲の拡大

3)契約パートナーシップ
→ネットワーク形成、ライセンス化、ソーシャル・フランチャイズ、ジョイント・ベンチャー

4)知識の普及
→模倣、ロビーイング、テクニカル・サポート

日本では、社会的企業のスケールアップ戦略というとまだ組織の基盤強化と戦略的拡大しか議論されていませんが、欧州の場合は、パートナーシップや知識の普及なども視野に入っている点が注目されます。特に、ソーシャル・フランチャイズやライセンス化などの手法は要注目ですね。

その上で、報告書は、それぞれのカテゴリーごとに、成功/失敗要因を分析し、さらに国境を越えたスケールアップの可能性を探っていきます。スケールアップを成功させる組織の要因は何か、逆にスケールアップを阻む内的/外的要因は何か等を、社会的企業へのヒアリングやアンケート調査を通じて検証しているため、説得力がありました。

日本でも、ソーシャル・ビジネスの拡大は政策課題の一つです。新たな法人格や社会的投資などの資金供給、インキュベーション支援なども重要ですが、このように将来のスケールアップも考えることも必要です。この調査のように、具体的な調査による検証を通じた制度設計の議論が求められます。

https://www.bertelsmann-stiftung.de/…/scaling-social-impac…/

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NPOのデータ活用法

ビッグデータが社会を根本的に変えようとしている中、NPOはデータとどう向かい合うべきでしょうか。大企業や政府主導で進んでいて、所詮、NPOは関わる世界ではない、という反応もありえますが、今の時代、データへの意識を持たずに組織の存続は不可能。では、どこから始めれば良いか・・・をとてもわかりやすくまとめた記事がスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューに掲載されたので紹介しておきます。 続きを読む

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