社会的インパクト債券」カテゴリーアーカイブ

社会的インパクト債を活用した気候変動対策!

米国の成功報酬債にまた新たな可能性が生まれました。米国住宅・都市開発省に新たな社会的インパクト債の導入を定める法律が施行される見込みです。ターゲットは、政府が支援している集合住宅における水道・エネルギー効率向上事業。これに社会的インパクト債を適用し、エネルギー効率向上のターゲットを設定した上で、これに連動する形で民間から投資を募るというシステムです。 続きを読む

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社会的インパクト債の「失敗」を回避するためのガイドブック

米国版の社会的インパクト債である「成功報酬債(Pay for Success Bond)」は拡大を続け、法制化や政府の資金支援も発展しています。他方、先日お伝えしたユタ州の事例のように、その成果や資金配分のあり方についての疑問も呈されるようになりました。 続きを読む

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ユタ州SIB(続報)

先日、ご紹介したユタ州の社会的インパクト債の評価を巡っても、引き続き、米国内では議論が続いています。どういう議論か簡単にご紹介しておきますと、争点となっているのは、ユタ州の社会的インパクト債事業です。幼児教育を通じて特別学校への進学者数を減らせば、それに応じてリターンがあるというプログラムが「1年目で成果を上げ、ゴールドマンサックスなどの投資家にリターンが出た」という記事に対して、専門家から、「成功したという成果は、通常ではあり得ないもので疑わしい」という批判が出ました。これをきっかけに、社会的インパクト債とその手法を巡って議論が続いているのです。 続きを読む

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Lean Data:アキュメン・ファンドが提案するインパクト評価のオルターナティブ

社会的インパクト投資であれ、社会的インパクト債であれ、発展の鍵を握るのは「社会的インパクト評価」だということは言うまでもありません。SROI、RCT、CBAなど、多様な方法が提案・導入されています。また、IRISやGIIRSなどのツールも開発されています。これらはもちろん、投資資金を獲得するために不可欠なものなのですが、どうも議論の方向性が「まず投資家ありき」なのではないか、という疑問もぬぐえません。 続きを読む

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米国議会で進む「成功報酬債」関連法制化の動き

成功報酬債(PFS: Pay for Success)は、米国版の社会的インパクト債です。ホワイトハウス主導で開始されたこの新たなファンディング・プログラムに対し、議会で法制化の動きが続いています。 続きを読む

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社会的インパクト債構築のための新たなローン・プログラム

社会的インパクト債が成功するための最大のポイントは、効率的にインパクトを達成したという実績が客観的に実証されているプロジェクトを選択すると言うことです。社会的インパクト債は、アイディア段階のプロジェクトに投資するツールではなく、成果が実証済みのプロジェクトをスケールアップするのに投資するツールだからです。 続きを読む

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王様は裸か?ー社会的インパクト投資の評価を巡って

先日お伝えしたユタ州の社会的インパクト債の疑惑に関係し、社会的インパクト投資の評価について参考になる記事がありますので共有しておきます。英国ビッグ・ソサエティ・キャピタルの戦略・マーケティング部長の寄稿で、タイトルは「王様は裸か?ー社会的インパクト評価のスタンダード」です。 続きを読む

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ユタ州の社会的インパクト債「成功」に重大な疑問が浮上!

先日、ご紹介したユタ州の社会的インパクト債「成功」の情報に重大な疑問が呈されました。ニューヨークタイムズの報道によると、このユタ州の社会的インパクト債の対象となったプレスクール教育プログラム、110名のうち1名を除いて全員が通常の教育プログラムに進学して「成功」した、とされていますが、専門家によると、これはありえないということです。同様の手法を適用した場合、通常の成功率はせいぜい10〜20%、非常に潤沢な資金を投入してきめ細かいケアを行ったとしても、その成功率は過去50%程度にとどまっていたとのこと。今回のユタのプロジェクトに対しては、それほど潤沢な資金が投じられていなかったにもかかわらず、ほぼ100%近い「成功」があったというのはあり得ないというのが、専門家の見解だそうです。 続きを読む

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社会的インパクト債とコレクティブ・インパクトの幸福な結合

スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー(SSIR)が、米国で初めて、ユタ州の成功報酬債(PFS)プロジェクトが投資家へのリターン支払いに成功した事例を紹介しています。 続きを読む

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