評価」カテゴリーアーカイブ

Lean Data:アキュメン・ファンドが提案するインパクト評価のオルターナティブ

社会的インパクト投資であれ、社会的インパクト債であれ、発展の鍵を握るのは「社会的インパクト評価」だということは言うまでもありません。SROI、RCT、CBAなど、多様な方法が提案・導入されています。また、IRISやGIIRSなどのツールも開発されています。これらはもちろん、投資資金を獲得するために不可欠なものなのですが、どうも議論の方向性が「まず投資家ありき」なのではないか、という疑問もぬぐえません。 続きを読む

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米国議会で進む「成功報酬債」関連法制化の動き

成功報酬債(PFS: Pay for Success)は、米国版の社会的インパクト債です。ホワイトハウス主導で開始されたこの新たなファンディング・プログラムに対し、議会で法制化の動きが続いています。 続きを読む

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メトリックス 3.0

先日紹介した「データ志向」を巡る議論との関連で、2014年のスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューの記事を紹介しておきます。タイトルは、「メトリックス 3.0:メトリックスの共有に向けた新たなビジョン」です。この記事、メトリックス偏重を巡る議論のブレイクスルーの可能性を示していて非常に面白いです。 続きを読む

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データ志向アプローチのためのインフラ整備

欧米のソーシャル・セクターでは、近年、データ志向、エビデンス志向が声高に議論されています。確かに、「やること自体に意義がある」から「結果を出すことに意義がある=成果志向」へと大きくソーシャル・セクターが転換している中で、データやエビデンスを強調することは大切なことです。しかし、これをかけ声だけに終わらせたり、あるいは資金提供者(政府、財団)が、ただ一方的にソーシャル・セクターに丸投げして後は知らない、ということでは事態は改善されません。 続きを読む

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王様は裸か?ー社会的インパクト投資の評価を巡って

先日お伝えしたユタ州の社会的インパクト債の疑惑に関係し、社会的インパクト投資の評価について参考になる記事がありますので共有しておきます。英国ビッグ・ソサエティ・キャピタルの戦略・マーケティング部長の寄稿で、タイトルは「王様は裸か?ー社会的インパクト評価のスタンダード」です。 続きを読む

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社会的インパクト債とコレクティブ・インパクトの幸福な結合

スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー(SSIR)が、米国で初めて、ユタ州の成功報酬債(PFS)プロジェクトが投資家へのリターン支払いに成功した事例を紹介しています。 続きを読む

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社会的インパクト債の評価指標

社会的インパクト債を運営する上で最大の問題となるのは、成果をどのように貨幣換算するかです。これにより、投資リターンの有無が決定されるわけですし、何よりも、社会的インパクト債導入の成果指標となるわけですから、この決定には、まさにマルチステイク・ホルダーのアプローチが必要となります。 続きを読む

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社会的インパクト投資は経済的リターンを犠牲にするか?

社会的インパクト投資に対する批判の一つに、インパクト投資家が経済的利益を追求する結果として、投資先団体の社会的ミッションが損なわれ、利潤追求に走るのではないか、というものがあります。ペンシルヴァニア大学ウォートン・ビジネス・スクールの社会的インパクトイニシアチブが発表した「大いなる期待:インパクト投資におけるミッション保持とファイナンシャル・パフォーマンス」という報告書が、この議論に実証研究を通じて取り組んでいて興味深いので紹介しておきます。 続きを読む

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集合的インパクトの新展開

この情報ボックスでも何度も取り上げている集合的インパクト(CI: Collective Impact)。説明するまでもなく、FSGのマーク・クレマーがスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー(SSIR)で提案した考え方で、様々なステイクホルダーが共通の評価指標に基づいて最大限のインパクトを発揮するという枠組みで、大きな注目を集めました。 続きを読む

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