フィランソロピー」カテゴリーアーカイブ

市民社会と財団との新たな関係構築に向けて

CIVICUSの2015年度市民社会報告にフォード財団のウォーカー理事長が寄稿しました。現在のグローバル市民社会を取り巻く現状に警鐘を鳴らし、財団を含めたドナー・コミュニティと市民社会との新たな関係構築を提唱している興味深いエッセイだったので紹介したいと思います。 続きを読む

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社会的インパクト投資と評価の関係を考える

ジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所の同僚で、社会的インパクト投資の専門コンサルティング会社をニューヨークで立ち上げたウィリアム・バーカートが、クロニクル・オブ・フィランソロピー誌に「民間インパクト投資が社会変革を行っているかどうかを証明する必要がある」というタイトルの論説を寄稿しました。なかなか説得力があるので、紹介しておきます。 続きを読む

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毎月100ドルで世界を変えるグローバルネットワーク

ニューヨークタイムズがAwesome財団のニューヨーク支部の活動をレポートしています。Awesome財団というのは、2009年にボストンから始まったグローバルなフィランソロピー・ネットワークです。でも、スーパーリッチの集団ではありません。普通の人たちの集まりです。仕組みは簡単。毎月100ドルを寄附できる理事会メンバー(Trusteeと呼んでいます)を最低10名集めて登録すれば、財団の支部を作ることが出来ます。そして、毎月、1000ドルのグラントをAwesomeなプロジェクトに寄附する。それだけです。Awesomeというのは「素晴らしい」とか「凄い」という意味。もちろん、何がAwesomeなのかを決めるのは、各支部の理事たちです。 続きを読む

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企業社会的インパクト戦略の新たな展開

企業の社会貢献戦略も発展しつつあります。従来型のリスク・コントロールを中心としたCSRから、より本業に即したバリュー・チェーン創出型のCSVへという動きが本格化しつつあります。また、これに応える形で、非営利セクターと企業の協働も進化しています。 続きを読む

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インディーズ系?のフィランソロピー情報サイト

フィランソロピーというと、ついビル・ゲーツのような億万長者の寄附とか、フォード財団のような巨大財団の専門家集団をイメージしてしまいます。確かに、こうした巨大な専門機関が果たす役割は重要ですが、本来、フィランソロピーを担うのは、普通の個人であるはず。上から目線ではなく、普通の人が参加できて、しかもインパクトのあるフィランソロピーをどう作っていくかというのは、いつの時代でも大切な課題です。 続きを読む

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フィランソロピーの歴史を考えるウェブサイト

米国で、フィランソロピーを歴史的に分析し、そこから現在のフィランソロピーを再検討しようというブログが立ち上がりました。名付けて、HistPhil。米国史研究者たちによるブログです。 続きを読む

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ウォールマート財団の活動にNPOが異議申し立て

ワシントン・ポスト紙の報道によると、米国の複数のNPOがウォールマート財団の活動が米国の内国歳入庁が定める501C(3)の免税ステイタスに違反しているのではないかという申し立てがなされたと言うことです。 続きを読む

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フォード財団がNPOのキャパシティ・ビルディングを強化

フォード財団が、新理事長の下での新たな戦略を打ち出しました。事業の焦点を「社会的不公平の是正」に当てると共に、支援手法をNPOのキャパシティ・ビルディングに重点化させるとのこと。2016年から2020年の5年間で、10億ドルを投じてより強力、持続可能、そして持続性のある組織作りを支援すると言うことです。 続きを読む

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米国フィランソロピーの規制強化を巡る議論

米国は、NPOセクターもフィランソロピーセクターも世界最大規模を誇っていますが、この発展の陰には常にこうしたチャリティセクターに対する規制強化や批判がつきまとってきました。近年も、クリントン財団に対する外国企業からの寄附や寄付金の不正流用などが起きており、また規制強化を巡る議論が始まっています。 続きを読む

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英国が社会的投資促進のための法整備を準備中

5月28日付で、「チャリティ(保護及び社会的投資)法」が英国貴族院に提出されたそうです。内容は、チャリティ委員会の権限強化やチャリティ理事会や経営者の就任資格の厳格化など、チャリティ団体の不正防止措置の強化と、チャリティ団体の社会的投資推進に向けた法整備の2つ。 続きを読む

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