私も翻訳メンバーの一人として参加させていただいた「スモールマート革命:持続可能な地域経済活性化への挑戦」(マイケル・シューマン著 明石書店)が刊行されましたのでご紹介します。帯のコピーは「新たな富の地域循環システム:TPP時代の地域経済生き残り方策を模索するすべての行政、ビジネス、NPO、コミュニティ、そしてアカデミズム関係者必読の政策ガイダンス!」です。訳者の一人としてこういう言い方をするのはちょっと気が引けますが、看板に偽りのない、総合的かつ実践的な名著です。 続きを読む
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アジアで拡大するギビング・サークル運動
ギビング・サークルというのは、個人が集まって資金を出し合い、特定の目的のための寄附を行うという仕組みです。米国では、コミュニティ財団やコンサルティング団体がホストになり、こういうサークルを組織しています。もちろん、完全にコミュニティの仲間同士による自発的なギビング・サークルというのもあります。例えば、ニューヨークのアジア女性ギビング・サークルは、ニューヨークで働くアジア系アメリカ人女性のミッドキャリアが集まり、同じニューヨークのアジア系女性の支援を行うための寄附を行っています。これ以外にも、大学や都市、エスニックグループなどの仲間が集まって、様々なギビング・サークル活動が展開されています。一人あたりの寄付額は少なくとも、50人とか100人とかの人間が集まれば、インパクトを持った支援を行うことが可能だというのが魅力の一つです。 続きを読む
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世界を変えるトイレ・イノベーション
CN3.0を巡って(続き)
インドで企業フィランソロピーが法制化
最近、CSRに関する法律が制定されて話題になったインドですが、今度は、企業フィランソロピーを義務づける法律を制定したそうです。報道によると、年間利潤が7800万ドルを超える企業は、少なくと収益の2%をコミュニティ開発に使うことを義務づけるとのこと。米国では、銀行が一定の割合をコミュニティに投資することを義務づけるコミュニティ再投資法がありますが、企業フィランソロピーを義務づけるのは世界でも珍しいと思います。これは物議を醸しそうですね。インド企業は、経済の発展を損ね、腐敗・汚職を増大させるだけだと反発しているそうです。これも今後どうなるか、少しウォッチする必要がありそうですね。