政策」タグアーカイブ

SIGはSIBの代替モデルになり得るか?

日本でも注目を集めている社会的インパクト債(SIB)。これに対抗する形で、米国サード・セクター・キャピタル・パートナーズが、社会的インパクト保証(SIG: Social Impact Guarantee)という新たなコンセプトを発表しました。彼らは、現在、パイロット事業を進めており、うまくいけば2016年中に事業を立ち上げる予定とのことです。 続きを読む

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米国の「良きサマリア人の食品寄付法」

前回のフランスの事例に関連し、米国の事例を紹介しておきます。米国では「良きサマリア人の食品寄付法」が制定されています。これは連邦法で、フードバンクと食品提供団体双方が、食品寄贈・受け取りに伴う刑法や民法上の責任から保護されることを定めた法律で、これにより、食品の寄贈を促進しようという趣旨のものです(もちろん、誠実義務や不法行為の禁止などは定められています。)。民間活動を重視し、行政の関与を最小限にしようというアメリカ型の発想が良く現れていますね。詳しくは、たとえば、以下のサイトをご覧下さい。http://publichealthlawcenter.org/・・・/Liability・・・

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フランスで画期的な「売れ残り食品廃棄規制法」が成立!

先進国にも広がる格差問題。特に食料品の問題は深刻です。日本でも、ホームレスへの炊き出しサービスだけでなく、最近は、貧困家庭の子供に食事を提供する「子供食堂」や期限切れ前の食料品を安く仕入れて貧困家庭に配布する「フードバンク」などの動きが広がっています。 続きを読む

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SxSWとオバマ大統領の新イニシアチブ

日本でも結構メディアが取り上げるようになったSxSW。毎年、テキサス州オースティンで開催される音楽、映画、ハイテクの祭典です。最近は、日本からもハイテク業界関係者がブースを出すようになりました。でも、SxSWには、もう一つ、ソーシャルな顔もあります。SXGOODというトラックで、テクノロジーを中心に、映画や音楽なども活用したソーシャルな試みについて、プレゼンしたりディスカッションしたりしています。 続きを読む

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IRIS 4.0が公開されました!

社会的インパクト投資の標準的な成果指標の地位を確立しつつあるインパクト報告・投資スタンダード(IRIS: Impact Reporting & Investment Standards)がバージョン4.0にアップデートされました。これにより、社会的インパクト投資マーケットの発展がさらに加速しそうです。 続きを読む

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EUが欧州初の社会的企業向けソーシャルファイナンス立ち上げ

EUの発表によると、欧州投資基金(EIF)は、フランスのNEFを通じて、フランスの300以上の社会的企業に対して総額3300万ユーロのローンを提供することを決定したとのことです。欧州投資基金が信用保証を行い、これによってNEFは、一般金融機関の融資対象となりにくい社会的企業に対して、低利のローンを提供することが出来るようになります。融資対象には、社会的企業だけでなく、貧鉱層を対象としたマイクロファイナンス機関も含まれるとのことです。 続きを読む

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社会的インパクト債「失敗事例」の教訓

社会的インパクト債で初の「失敗事例」となり、プログラムの終了を待たずに契約打ち切りとなったニューヨーク市のライカーズ島少年院事業に関する報告書が公開されました。何が問題だったのかが、当事者の視点で生々しく描かれており、参考になります。 続きを読む

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韓国で発展するソーシャル・イノベーションのエコシステム

社会的インパクトの波は確実にアジアにも広がっています。お隣の韓国は、いち早く社会的企業法を制定し、社会的インパクト債も立ち上げるなど、官民共に、ソーシャル・イノベーションの推進に取り組んでいます。もちろん、その背景には、OECD入りを果たした後に経済が低迷し、若年層を中心に大量の失業者がいるという現実があります。 続きを読む

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米国議会が「エビデンスに基づく政策策定委員会法」を可決

社会的インパクト債が発展する米国において、また一つ、この普及を強力に後押しする法案が可決されました。「エビデンスに基づく政策策定委員会法」です。3月16日に上院で、翌3月17日に下院でそれぞれ可決され、オバマ大統領も署名する予定です。民主党と共和党の党派対立で膠着状態にある米国議会では珍しく、超党派で可決されました。 続きを読む

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世界のソーシャル・ファイナンスの最新動向と日本での可能性

世界のソーシャル・ファイナンスは、日々、変化していきます。これは、たとえば、社会的インパクト債があっという間に世界中に拡がり、今では日本でもSIBと言えば通じてしまうようになったことから見ても明らかです。海外の動向が日本に導入されるまでのタイムラグはますます短くなりつつあります。 続きを読む

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