フィランソロピー」カテゴリーアーカイブ

英国チャリティ法の改正:規制強化と社会的投資促進がセットに

2016年3月、英国チャリティ法(正式な名称は、Charities (Protection and Social Investment) Act)が改正されました。チャリティ委員会の権限を拡大して規制を強化する一方、チャリティの社会的投資の促進に向けた法整備がなされています。以下、簡単に概要をお伝えしておきます。 続きを読む

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助成財団の組織診断ツール(FCCAT)

NPOのキャパシティ・ビルディング支援の際に欠かすことが出来ないのが組織診断ツールです。これは、NPOの組織の現状と問題点を把握し、どの点を改善・強化すれば、NPOの能力を最大限に引き出すことが出来るかをチェックするための診断ツールです。 続きを読む

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「フィランソロピーのニューフロンティア」ブログ

先ほどご紹介した「フィランソロピーのニューフロンティア」翻訳・出版にあわせて、この議論のエッセンスを紹介したブログも公開しています。本書で議論されている膨大な論考の中から、本当にポイントだけを紹介しているだけですが、概要はある程度ご理解いただけると思います。本書でどのような議論が展開されているのかを知りたいとお考えの方、一度覗いてみていただければ幸いです。

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海外におけるソーシャル・ファイナンスの最新動向を知る一冊

この情報ボックスの主なテーマの一つは、社会的インパクト投資や社会的インパクト債など、スケールやインパクトを志向するソーシャル・セクター団体をターゲットとしたソーシャル・ファイナンスの最新動向を紹介することです。この情報ボックスを開始したのは、私が2012年にジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所で客員研究員として滞在している際、海外で急速に拡大しつつある新たな手法をぜひ日本の方々に広く知っていただきたいと考えたからです。 続きを読む

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システム志向のグラント・メイキング

現代の戦略的グラント・メイキングにおけるキーワードは、言うまでもなく「インパクト」です。1990年代以降、グローバル・フィランソロピー・セクターは、限られた資源をいかに活用して最大限の「インパクト」を達成するかを追求して、様々な支援手法を開発してきました。社会的インパクト投資や集合的インパクトなども、この過程から生み出されてきたものです。 続きを読む

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公益分野でのデジタル技術活用を加速させるプラットフォーム

デジタル技術を公益分野で活用するための様々な試みが始まっています。代表的な例としてはCode for Japanの活動があります。被災者支援やコミュニティ開発などに役立つアプリの開発を行う非営利組織です。また、最近、注目が高まっているFinTechの分野でも、金融包摂を目指した製品・サービスの開発が始まっています。スマートフォンが普及し、安価できめの細かいサービスが双方向で可能となったため、デジタル技術は公益セクターに革命的な変化をもたらすことが期待されます。 続きを読む

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BRIDGEは世界のソーシャル・セクターに革命をもたらすか?

BRIDGEプロジェクトをご存じでしょうか。Basic Registry of Identified Global Entitiesの略です。日本語に訳すと、グローバル団体識別情報基礎登録システムとでもなるのでしょうか。簡単に言えば、世界中のソーシャル・セクターの団体すべてに、マイナンバーのような基本番号を割り当てようというプロジェクトです。現在は、基本番号を割り当てているだけですが、今後は、ガイドスターのように、団体情報を掲載し、データベースとしての機能も持たせようとしています。最近、その第一弾として、団体名かBRIDGE番号での検索がオンライン上で可能になりました。 続きを読む

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フードロスの解消を通じた飢餓の撲滅

持続可能な開発のための2030アジェンダの一つに「飢餓の撲滅」があります。従来、飢餓の問題は、開発途上国や災害・紛争地域に特有の問題だと考えられてきました。しかし、近年の「子供の貧困」や「下流老人」の報道で明らかになってきたように、この問題は確実に先進国にも浸透しつつあります。人が、最低限の生存を確保するために栄養を摂取できるシステムをどう構築するか、これは国際社会の共通課題になりつつあります。 続きを読む

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中国のトップ100フィランソロピスト

資産家によるフィランソロピー活動の発展と、新興企業家の台頭とは歴史的にみて深い相関関係にあります。米国の場合は、20世紀初頭の重工業の発展がフォードやカーネギーなどのフィランソロピストを産み、20世紀末のハイテク産業の発展がゲイツやオミディヤなどのフィランソロピストを生み出しました。日本でも、20世紀初頭の大原孫三郎や20世紀後半の稲盛和夫や孫正義などの例があります。 続きを読む

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さらに進化を遂げる米国の共同ファンディング枠組み

90年代以降、米国の助成財団は戦略的グラント・メイキングに乗り出し、その手法は国際的な潮流となります。さらに、米国の財団は、インパクトの拡大を求めて、触媒型フィランソロピーや共同ファンディングなど、様々な手法を開発していきます。 続きを読む

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