米国第一世代の社会的インパクト債の評価報告

米国では2011年に社会的インパクト債(SIB: Social Impact Bond)が初めて導入されました。その後、連邦政府が成功報酬債(PFS: Pay For Success Bond)として正式に事業を開始し、現在は10件の事業が現実に立ち上がっています。この第一世代のPFSの報告書を、ノンプロフィット・ファイナンス・ファンドが公表しました。米国PFSの現状と課題を知る上で、非常に有益な報告書となっていますので紹介しておきます。 続きを読む

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フィランソロピーにおける次世代データ・スタンダード

NPOとフィランソロピー・セクターにもデータ化の波が押し寄せています。米国で始まったデータ標準化の流れは、現在、グローバルに拡がり始めています。ガイドスターのCEO、ジェイコブ・ハロルドの記事は、この大きな流れを簡潔に要約してくれていて参考になります。 続きを読む

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大企業の社会的購入を通じた社会的企業支援キャンペーン!

Social Enterprise UK(SEUK)が、Buy Social Corporate Challengeというユニークな試みを開始しました。この試み、大企業がCSRの一環として、英国内の社会的企業からの商品・サービスの調達を増やそうというもの。2020年までに10億ポンド(約1600億円)の購入を目標にしています。社会的企業を、社会的投資による資金提供面だけでなく、社会的購入を通じた需要面でも支援しようという試みとして注目されます。 続きを読む

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「組織の耐久性(Resiliency)」を強化するためのガイドブック

日本でもNPO法が施行されて20年になります。この間、NPOを巡る環境は大きく変わりましたし、担い手の世代交代も進み、活動も多様化しています。こうした中、新しい環境に対応してさらに発展していくNPOと、時代の変化に取り残されて衰退していくNPOが現れています。では、このような変化に適応するための「組織の耐久性」をどのように確保すれば良いのでしょうか。 続きを読む

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インパクト投資をアート支援に活用する新たなプラットフォーム

社会的インパクト投資というと、開発協力や環境保護、先進諸国の貧困コミュニティ開発や低所得者支援というイメージが先行しがちです。しかし、社会的インパクト投資はアート支援にも活用できるはずと言うコンセプトで、新たなプラットフォームが立ち上がりました。 続きを読む

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エビデンス重視政策におけるコミュニティ参加の重要性

近年のアメリカの社会政策は、「エビデンス重視」抜きに考えることは出来ません。議会ではエビデンス重視政策を推進する委員会の設立が超党派で可決され、助成財団の多くもエビデンス重視を掲げた支援を開始しています。言うまでもなく、社会的インパクト債はエビデンスを基礎とした成果連動型助成の一形態です。 続きを読む

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欧州におけるソーシャル・イノベーションの現状と課題

ソーシャル・イノベーションを政策課題として、実務と研究の双方で推進している欧州からは学ぶことが多いのですが、新たに刊行された論文集「都市の文脈におけるソーシャル・イノベーション」は、豊富な事例研究と鋭い分析で読ませます。 続きを読む

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ハードウェア・パイオニア育成戦略

社会的インパクト投資の鍵を握るのは、革新的な技術を発掘し、このスケールアップを通じてソーシャルイノベーションを達成することです。FSGが新たに発表した報告書「ハードウェア・パイオニア:テクノロジー起業家の潜在的インパクトの活用」は、この実現に向けた処方箋を説得力ある形で提示しており、参考になります。 続きを読む

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成果志向ファンディングとしての社会的インパクト債

日本では、社会的インパクト債を政府の財政削減のための有力なツールであるとする誤解が一部で広まっているようです。しかし、社会的インパクト債は、あくまでも「成果志向型ファンディング(Outcome-based Funding)」という大きなカテゴリーにおける、パブリック・プライベート・パートナー型資金調達手法だと理解すべきです。財政削減というのは、主目標ではありません。 続きを読む

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急成長を続けるクラウド・ファンディング・プラットフォーム

ケンブリッジ大学オルタナティブ・ファイナンス・センターとNestaが、英国のクラウド・ファンディング市場についての「2015年度英国オルタナティブ・ファイナンス・インダストリー・レポート」を発表しました。ベンチャーや中小企業のみならず、社会的企業や協同組合、さらにNPOなどの資金調達でもますます重要性を増すクラウド・ファンディング・プラットフォームの現状を理解する上で必須の資料です。 続きを読む

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