米国政府がアセット・イノベーション・ファンド設置を提案

米国では、「金融包摂」政策の中核として「金融能力(Financial Capability)」の向上が注目を集めています。実は、4月は「全米金融能力向上月間」キャンペーンが展開されていて、各地で金融能力の向上を目的としたイベントが展開されています。こうした中、オバマ政権は、新年度予算案に「ファイナンシャル・イノベーション・ファンド」の設置を盛り込みました。深刻化を増す「格差・貧困問題」に取り組む上で新たな切り札となることが期待される金融包摂政策を今回のファンドが大きく後押しするかどうか、注目が集まっています。 続きを読む

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財団の「永続性」を巡る議論

財団は基本的に、資産の維持を至上命題とします。基本資産を取り崩してまで事業を拡大するという選択肢は、通常あり得ません。その意味で、財団は「永続的」な存在と見なされてきました。しかし、最近、この問題に異議を唱える議論が米国で始まりました。財団の基本的な性格に関わるこの議論、興味深いので紹介しておきます。 続きを読む

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オープン・データ・インパクト報告書が刊行されました

主要国で開発が進められているオープン・データ。これがもたらすインパクトの功罪をケース・スタディを通じて明らかにした報告書をオミディヤ・ネットワークとGovLabが取りまとめました。今後のオープン・データ政策の進展に影響を与えるものとして注目されます。 続きを読む

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英国チャリティ・エイド財団が個人向けチャリティ債を発行

英国を代表する寄付プラットフォームの一つであるチャリティ・エイド財団が、個人向けのチャリティ債を発行しました。このチャリティ債、高い人気を集めてわずか1週間で2000万ポンド(約30億円相当)を調達し、当初予定よりも早く募集を締め切ったことで話題を集めています。これを機に、NPO債の発行を通じて資金調達を行う手法が加速しそうです。 続きを読む

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英国政府が2016年度社会的投資戦略を発表!

英国政府が、2016年度社会的投資戦略報告書、及び英国を社会的投資のグローバルハブとする戦略報告を発表しました。英国政府は、2000年の社会的投資タスクフォース設立以来、2013年のG8社会的インパクト投資タスクフォース設立、そして2015年のグローバル社会的インパクト投資ステアリング・グループ設立と、21世紀の社会的投資マーケットの確立に主導的な役割を果たしてきました。その成果を踏まえた今回の2つの報告書、今後のグローバルな社会的投資マーケットを考える上で要注目の論点が満載で興味深いものとなっています。以下、CAF Pioneers Postの記事から概要をお伝えしておきます。 続きを読む

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貧困問題に取り組む社会的インパクト投資ファンド立ち上げ

90年代から、社会的インパクト投資を通じて都市の格差・貧困問題に取り組んできたリビング・シティズが、最近、3100万ドル相当のブレンディド・キャピタル・ファンドを設立しました。社会的インパクト投資を通じた貧困・格差問題への新たなアプローチとして注目されます。 続きを読む

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英国チャリティ法の改正:規制強化と社会的投資促進がセットに

2016年3月、英国チャリティ法(正式な名称は、Charities (Protection and Social Investment) Act)が改正されました。チャリティ委員会の権限を拡大して規制を強化する一方、チャリティの社会的投資の促進に向けた法整備がなされています。以下、簡単に概要をお伝えしておきます。 続きを読む

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「非営利型持ち株会社」というコンセプト

スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューに「非営利型持ち株会社」についての論考が掲載されました。いろいろな議論はありそうですが、結構面白いアイディアだと思うので紹介しておきます。 続きを読む

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