評価」カテゴリーアーカイブ

社会的インパクト評価のコペルニクス的転回!

社会的インパクト投資の普及に伴い、社会的インパクト評価についての議論も深まりました。社会的インパクト投資については、IRISメトリックスとGIIRSレーティング・システムが、現在の主流です。また、社会的インパクト債については、RCTとコスト・ベネフィット分析が中心となっているのも周知の事実です。しかし、最近、この動きに大きな変化の兆しが見えてきました。社会的インパクト評価の「コペルニクス的転回」が始まろうとする予感があります。 続きを読む

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世界のソーシャル・ファイナンスの最新動向と日本での可能性

世界のソーシャル・ファイナンスは、日々、変化していきます。これは、たとえば、社会的インパクト債があっという間に世界中に拡がり、今では日本でもSIBと言えば通じてしまうようになったことから見ても明らかです。海外の動向が日本に導入されるまでのタイムラグはますます短くなりつつあります。 続きを読む

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助成財団の組織診断ツール(FCCAT)

NPOのキャパシティ・ビルディング支援の際に欠かすことが出来ないのが組織診断ツールです。これは、NPOの組織の現状と問題点を把握し、どの点を改善・強化すれば、NPOの能力を最大限に引き出すことが出来るかをチェックするための診断ツールです。 続きを読む

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集合的インパクトを可能にする「共有評価指標(Shared Measurement)」

FSGが推進している「集合的インパクト(Collective Impact)」のコンセプトが国際的な拡がりを見せています。当初、FSGは強力な事務局の存在を前提としたコミュニティ規模の協働を想定していました。しかし、米国から海を越えた英国では、より緩やかなネットワーク志向の「集合的インパクト」の可能性が模索されています。 続きを読む

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米国におけるキャパシティ・ビルディングの発展

NPOのキャパシティ・ビルディング(能力構築)は重要な課題です。米国では、主要財団や中間支援組織が、1970年代よりキャパシティ・ビルディングに取り組んでおり、様々な手法が開発されています。 続きを読む

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「社会的インパクト債」の可能性と限界

日本でも、NHKで紹介されるなど関心を集めている「社会的インパクト債」。英国のピーターバラ刑務所で最初に導入されてから5年が経過した時点での現状をまとめた報告書が、昨年7月に米国のブルッキングス研究所から公開されています。 続きを読む

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海外におけるソーシャル・ファイナンスの最新動向を知る一冊

この情報ボックスの主なテーマの一つは、社会的インパクト投資や社会的インパクト債など、スケールやインパクトを志向するソーシャル・セクター団体をターゲットとしたソーシャル・ファイナンスの最新動向を紹介することです。この情報ボックスを開始したのは、私が2012年にジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所で客員研究員として滞在している際、海外で急速に拡大しつつある新たな手法をぜひ日本の方々に広く知っていただきたいと考えたからです。 続きを読む

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進化しつつづける社会的インパクト評価指標IRIS

社会的インパクト投資に関心をお持ちの人なら一度は耳にしたことがあるIRIS (Impact Reporting and Investment Standards)。グローバル・インパクト投資家ネットワーク(GIIN)が開発したインパクト投資用のインパクト評価と報告指標のカタログですが、さらに進化を遂げつつあります。 続きを読む

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BRIDGEは世界のソーシャル・セクターに革命をもたらすか?

BRIDGEプロジェクトをご存じでしょうか。Basic Registry of Identified Global Entitiesの略です。日本語に訳すと、グローバル団体識別情報基礎登録システムとでもなるのでしょうか。簡単に言えば、世界中のソーシャル・セクターの団体すべてに、マイナンバーのような基本番号を割り当てようというプロジェクトです。現在は、基本番号を割り当てているだけですが、今後は、ガイドスターのように、団体情報を掲載し、データベースとしての機能も持たせようとしています。最近、その第一弾として、団体名かBRIDGE番号での検索がオンライン上で可能になりました。 続きを読む

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エビデンス再考

オバマ政権のレガシーの一つは、おそらく「エビデンスに基づく政策」を強力に推進したことにあります。社会革新基金(SIF: Social Innovation Fund)や近年の成功報酬債(PFS: Pay For Success Bond)では、RCT(Randomized Controll Test)が積極的に導入され、これが資金提供の重要な指標となっています。 続きを読む

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